カテゴリー「真空管」の38件の記事

ガラス球好き。セラミック管は・・・

2023年2月14日 (火)

RAYTHEON 6KN6=6KD6ではないかという考察


もう真空管集めとか、真空管で何かを作ることはやらないことにしているのですが、染み渡ったクセでオークションを見るとつい不要なものを落札してしまいます。

6KN6いう聞き慣れないCTV用水平出力管が出品されていたので落札してみました。RAYTHEONブランドだけどグリーンベルトだしひょっとしたらこれは…ということで。

そんなタマ知らんわ!! ってことで当然誰も見向きもしないネコマタギなので4本1,100円で落札。
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で、その目論見は東芝の6KD6を名前を変えてRAYTHEONブランド(RAYTHEONは軍事企業で民生品作っていない??)で輸出していたものではないかということで、東芝の6KD6と外観比較してみたところ全く同じでした。(写真の左が6KD6です)
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マイカ板の形状も同じ。これは、まず間違いなく東芝の6KD6です。MADE IN JAPANとも書かれてますし。

6KN6という真空管の規格を調べてみましょう。
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6KD6とは微妙に規格が異なっています。しかし、注目するところは

「2 Section in Parallel 」

と書かれていることです。文字の通り、2つのユニットをパラレル接続して封入となってます。大量生産されコスト面で非常にキビシイ要求される、カラーテレビの水平出力管がコストのかかる2つのユニット封入なんてするでしょうか??

私はこう推察しました。

開発当初はパラレル接続したものだったが、6KD6と差し替えてみるとそのまま使えた。
しかもコストが安い!! なので保守用として東芝の6KD6を6KN6とマーキングして売ってしまえ!!

FTDX401やFL-2000が手元に無いので、実際に挿して使えるかの検証が必要で100%そうだという確証はありませんが、まず間違いないと思われます。


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2013年1月 7日 (月)

昭和30年の5球スーパーレストア

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 シャックに鎮座してあるST管式5球スーパー (正確には6球だが) を、ちょっと気合を入れて「いつでも鳴る」レベルにレストアしました・・・ NATIONAL AX-530 という機種で 1955年(昭和30年) 販売のようです。


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2012年2月 1日 (水)

ケノトロン

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 タンガーバルブだと出品者が言ってたのですが、どうやらJA3GN 山崎さん のコメントどおり高圧整流管の “ケノトロン” のようです。
 (規格が解からないのですが、フィラメント点火してみました。)


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2011年10月 8日 (土)

4-400Aリニアアンプ動作中!!

YouTubeのアカウントを取ってみた。




プレート覗き窓のクローズアップ。じわじわ赤熱、送信をやめるとすぐに元に戻る^^

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2011年1月20日 (木)

新種の真空管を発掘

Denkyu_0  新種の真空管をガラクタ箱から発掘しました。フィラメントに純タングテンを使っているようで、恐ろしく輝きます。


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2010年12月 1日 (水)

もうひとつの戴き物・・・7F43R

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 4-400Cを頂戴したJK1MNJ斉藤さんより、実はもう一つ貴重なものを戴きました。
 7F43R という国産のセラミック強制空冷管で、TVの放送用じゃなくて、船舶の通信用途ださそうです。完全密閉したビニール袋にシリカゲルと共に、入った完全な新品。


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 プレート損失1kWで、4-1000Aのセラミックバージョンということ、フィラメントが4V, 35A(?)ということ以外の規格は良く解りません。
 ※詳しい方おられましたら教えてください。
S2001と並べてみました。結構、大きくズシンと重くて丈夫そうです。Eimacのセラミック球と比較して、この国産球や、ロシア球(GS-35Bなど)は、同じプレート損失でも大きくて丈夫にできているように思います。

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2010年11月21日 (日)

マッチドペアを探す

4-400Aプッシュプルアンプ、2本の特性が合わなかったら、どうしても片方に負荷がかかるようで、片方だけ赤熱する「片焼けが起こります。という訳で、頂いた4-400Cも併せて手持ちの4-400A/5F23/5F23Aの特性を取ってみました。

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 これが、手持ちの全て・・・・知らない間??に良くも集めたもんです。


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2010年11月20日 (土)

戴いたEimac 4-400C

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JK1NMJ斉藤さんより、「4-400Aガラス中身は?」の記事でコメントをいただいた Eimac 4-400C を譲り受けました。
 ※斉藤さん、貴重なものをありがとうございました。
完全な新品でロットは8420、1984年20週。コメントでも書いているように、4-400Cは、4-400Aの長寿命タイプと称するので、規格は同じです。
 写真の右側が頂いた4-400C, 左は手持ちのJAN 8438 (軍用の4-400A)。


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 8438は、1972年製と古いものですが、元気です。外観の違いは、ベース部分がタイト製か、ベーグ製だけ異なってます。

※さて、この2本を4-400A pp 50MHzアンプで使って、うまく動作するか・・・次の記事でね! 

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2010年10月31日 (日)

4-400Aガラス中身は?

400a_bk1  悪いクセで、壊れた(壊れていた)4-400Aを落札してしまいました。オークションは、賭けみたいなものだから仕方ないと割り切ってます。

 フィラメントも断線しているし、輸送途中で割れているし、利用価値が無いので分解です。


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2010年9月 2日 (木)

残っていたBC-604送信機の部品

Bc604parts 前記事BC-603の相棒である送信機BC-604も所持していたのですが、あまりにも重くて利用価値が無かったので、廃棄してしまいました。その残骸の紹介です。
 配線図は、NJ7P のサーバー の こちら にあり、メタル管の1619(オーディオでも使われていますね)そして、ファイナル管が807の直熱管である 1624 が使われています。これだけの回路で、元発振370~400kHz台の水晶を54逓倍しているのは驚きです。
 写真は、残っていた1619, 1624, SANGAMOのメーター、ロータリーリレー。

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