カテゴリー「アンテナ、タワー」の37件の記事

高所作業はお手の物。

2021年4月18日 (日)

知らなかった!! 給電しないで近づけるだけで2バンドをカバーできる手法

Do28b_1 Do28b
ナガラの144/430MHz 2バンドのアンテナ、DO-2B8。このアンテナの430MHz側の給電方法がどのような構造になっているのか、以前から気になっていました。調べたところ・・・

な に も つ な が っ て い な い !

「その手法は昔から使われているよ」と言われ、これは長いこと無線やっているのに衝撃的でした。
730v_20210418174801
CD社のRDP 730-Vに付けるオプションの50MHzエレメントもそうだよ・・・と。確かに、バランからは何も接続されずにあるキョリを離して沿わしてあるだけです。これで、ホントウに励振できるのか?? ちょっとシミュレーションしてみることに。

Mmana_1 Mmana_2
給電する側のエレメントを14MHz用(10m)として、約2.8mのエレメントを10cmの間隔をもって沿わしてみたところ、50MHzでちゃんと同調しSWRが落ちました。間隔(沿わせる距離)がクリチカルですが50Ωにマッチングを取ることができました。

例えば50MHzバンドの無いTA-33などに10cm程度の距離で50MHzのエレメントを沿わせるだけで給電することなく50MHzにQRVできるようになる。。。ってことです。

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2020年11月23日 (月)

8D-SFA-LiteへNPコネクターの取り付けなど

今回、アンテナの新調と共に同軸ケーブルも一部交換しました。8D-SFA-Liteを6mと23cmに採用。

8dsfa_10

8dsfa_11

バックがごちゃごちゃとウルサイ写真になってしまいましたが、こんな感じで取り付けています。SFAケーブルは銅箔を使っているので、その処理がポイントかな。あくまで自己流ですが。

当局のアンテナシステムに使っている同軸は下記の通りです。

・160/80m SLOPER     5D-FB
・40/30/17/12m RDP  8D-FB + 8D-2V
・20/15/10m  TA-33    8D-FB + 5D-FB
・6m 7ele YAGI           8D-SFA-Lite + 8D-FB
・2m/70cm  GP           8D-FB
・23cm       GP            8D-SFA-Lite

+になっているのは、マストベアリングのところは可動するため、Liteケーブルはアルミクラッドのため使えないから中継しているから。

23cm(1200MHz)は10D-FBの外観劣化が激しいので8D-SFA-Liteに交換しました。

Doujiku

併せてローテーター用6芯ケーブルも外観的に傷んでいたので交換しましたが30年以上使っているのに中身はほとんど劣化してませんでした。


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2020年11月 9日 (月)

nanoVNAによる複数アンテナの結合度測定

1本のタワーに複数のアンテナを揚げるのは通常のことですが、バンドが異なっていてもその結合度がどうなのか気になったので、nanoVNAで測定してみました。

※本測定値は正しくない可能性もありますので、あくまで参考値としてみていただきたく。

Kesu_4

測定してみたのは7/10/18/24MHz RDP RN4MCXと14/21/28MHzトライバンダーTA-33と、同RDPと8mほど下に張ってある7MHz 逆Vです。

【RN4MCXとTA-33】
Kesu_01
スパンを1MHz~30MHzに設定しS21を見たところ、みごとに共振しているバンド全てに対してピークが現れました。28MHzを除いて、20dB以上の結合度があるので、大きな影響は無いと判断しました。


【RN4MCXと7MHz 逆V】
Kesu_2
7MHz付近の拡大
Kesu_3
さすがに同一バンドなので、15dBと結合度が高く片方のアンテナで100W送信すると、もう片方のアンテナに2W以上が誘起されてしまうことになります。もし、500Wだと10W(!) 無線機がつながっていたらヒューズランプが切れるとか初段が壊れるとかの事故が起こりかねないです。

1本のタワー上に複数アンテナを揚げた場合、片方のSWRが落ちなくなるという事例をよく聞くきますが、具体的に測定した例って少ないように思うのでやってみました。TA-33とRDPは同一方向に設置してますが、これがブームと平行な方向にしたり、45度にしたりすると結合度が変化するのか。。。など、まだまだ実験してみる価値ありそうです。




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2020年11月 3日 (火)

ミニマルチのRDP RN4MCXのSWR特性

設置した4バンドのRDP RN4MCXの特性をnano VNAで測定してみました。

まず、当初の失敗を。
ミニマルチアンテナは全モデル、バランが付いていませんが、付ける必要があるかどうかをfacebookのグループで聞いてみたところ「必要だ、つけないとSWRが落ちない」という意見と「付けるとSWRが落ちなくなった」とに別れました。とりあえず、ナガラのBL-8Kを格安で譲ってもらったので付けてみることに。

施工はこんな感じになりました。これが失敗。
Ant_4
この状態だと、全バンド、共振点(SWR最良点)が大幅に下側にズレてしまいました。バランから給電点までの引き回しが長いためだと気が付きました。そこで・・・。
Balunn
ツイストし、この部分を伝送線路とし、給電点まで最短で接続できるようにとやってみたところ、7MHzで20kHz程度上がってバンド内に収まりました。給電点のL成分は、大きく影響するようです。最近のRDPは、ここにコイルが入ったマッチングボックス内でリレーを切り替えて帯域をカバーするようになっているようですし。
Ant_all
まずは、5MHz~30MHzのスパンで。ちゃんと4バンド、ディップ点が出ています。

バンド毎に拡大すると下記の通り・・・。
※全てシャック側(同軸がつながった先端)での測定値です。
Ant_7m
Ant_10m
Ant_18m
Ant_24m

測定値を表にまとめると・・・
Swr_list
まだ全体的に下側にズレていますが、4バンド欲張りアンテナなので、こんなものかなと思っています。SWR計での測定値とも少し異なりますが、7MHzを除いて調整する箇所が無いので仕方ありません。

FT8をぼちぼち運用してますが、逆V(7MHz), GP (WARCバンド)と比較して遥かに良好です。



 

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2020年10月30日 (金)

ミニマルチのRDP RN4MCXを設置

HF帯はあまり真剣にQRVしていませんが、せめて5B DXCCを完成したいとかねてから考えていました。ハイバンドはTA-33があるし、コンデションさえ上がればできそうなのですが40mバンドが12m高の逆Vなためか90エンティティからFT8を使っても一向に増えなくなってしまいました。そこで、ローカル局からミニマルチのRN4MCXという、40/30/17/12mが出られるという欲張りなローターリーダイポールを譲ってもらうことになりました。
Rdp_1

キャパシティハットが付いた短縮率が大きいモノです。そして非常に重いです。
Rdp_4

一人でちまちまと数日かけで、ここまで施工したのですが、これを水平にしようとしたところで体力的にも気力的にも力尽き果てました。一人では、無理だと。
Ant
ローカルさんのプロに助っ人いただくこととしました。私は、下でロープの引っ張り役。
Ant_2
Ant_3
さすがは若い衆。2時間以内で施工完了させてしまいました。還暦も過ぎて自分の体力低下を思い知らされた次第です。
結果はこれからですが、SWRボトム値が全バンド共に下にズレており、どうしようか考え中です。次回は、Nano VNAでの測定結果をレポートしたいと思っています。

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2019年12月20日 (金)

今年もやってきたヤツら(ムクドリ)

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2019年5月 9日 (木)

50MHz アンテナ復活しました。

ずいぶんと時間があきましたが、ようやくローカル局の力を得てアンテナを揚げることができました。私の体力が元に戻らないのと相俟って、台風で破壊されるのに懲りたので、シュリンク方向とすることとし、9eleの残骸と、同じ台風で壊され撤去した7eleの残骸をいただきニコイチで、あらだに7ele (SS-76DX) としました。

New_ant

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2018年9月 5日 (水)

台風21号

30年以上使い、6mDXCC完成, そしてたくさんのコンテスト入賞に貢献してくれたアンテナ ナガラSS-96。幾度の台風にも耐えたが今回はダメでした。

      長い間ありがとう。

Ss96

Dscn7153_1


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2013年11月24日 (日)

ブームステー切れの修復

Ant_03

 一人でちまちまと全てのアンテナをタワーから降ろしてブームステーを修復する作業を、ここ数日やっており、やっと元通りになりました。写真は、破断したステンレスワイヤー
曲げ伸ばしによる金属疲労が起こって、加工硬化し脆性破壊したようでポキポキ折れる状態にまでなってました。


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2013年11月 5日 (火)

またまたブームステーが・・・

9ele_1

 50MHz 9ele NAGARA SS-96のブームステーがまたまた切れてしまいました。2年半前の前回に、これで完璧と思ったのですが・・・。


9ele_2

 ステンレスワイヤーが切れてます。これは想定外。滑車の半径が小さくて左右に動くテンションを逃し切れなかったようです。台風17号にも耐えてくれたのですが・・・滑車を入れないで固定が良いのかな?  そうすると、テンションのかけ具合が難しくなるのです。


ちょうどWake Isのペディションが行われており、50MHzにも期待ができる時期と重なり、修理作業をどうするか悩ましいところであります。

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