« 10m/30m WAS完成 | トップページ | 数年ぶりに和文電信を叩いてみる »

2023年2月14日 (火)

RAYTHEON 6KN6=6KD6ではないかという考察


もう真空管集めとか、真空管で何かを作ることはやらないことにしているのですが、染み渡ったクセでオークションを見るとつい不要なものを落札してしまいます。

6KN6いう聞き慣れないCTV用水平出力管が出品されていたので落札してみました。RAYTHEONブランドだけどグリーンベルトだしひょっとしたらこれは…ということで。

そんなタマ知らんわ!! ってことで当然誰も見向きもしないネコマタギなので4本1,100円で落札。
6kn6_02
6kn6_01
で、その目論見は東芝の6KD6を名前を変えてRAYTHEONブランド(RAYTHEONは軍事企業で民生品作っていない??)で輸出していたものではないかということで、東芝の6KD6と外観比較してみたところ全く同じでした。(写真の左が6KD6です)
6kn6_03
6kn6_04
6kn6_05
マイカ板の形状も同じ。これは、まず間違いなく東芝の6KD6です。MADE IN JAPANとも書かれてますし。

6KN6という真空管の規格を調べてみましょう。
6kn6_06

6KD6とは微妙に規格が異なっています。しかし、注目するところは

「2 Section in Parallel 」

と書かれていることです。文字の通り、2つのユニットをパラレル接続して封入となってます。大量生産されコスト面で非常にキビシイ要求される、カラーテレビの水平出力管がコストのかかる2つのユニット封入なんてするでしょうか??

私はこう推察しました。

開発当初はパラレル接続したものだったが、6KD6と差し替えてみるとそのまま使えた。
しかもコストが安い!! なので保守用として東芝の6KD6を6KN6とマーキングして売ってしまえ!!

FTDX401やFL-2000が手元に無いので、実際に挿して使えるかの検証が必要で100%そうだという確証はありませんが、まず間違いないと思われます。


|

« 10m/30m WAS完成 | トップページ | 数年ぶりに和文電信を叩いてみる »

リニアアンプ」カテゴリの記事

真空管」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 10m/30m WAS完成 | トップページ | 数年ぶりに和文電信を叩いてみる »