ESP32を用いて女児向けのおもちゃマジョカアイリスの中身をハッキング
今年になってTwitterで話題となった女児向けのおもちゃ“マジョカアイリス”についている細長液晶を解析し、いろんなものを表示するというお遊び、私もやりたくなって手を出しました。
640x48 という細長い液晶の特長を利用した電光掲示板、なかなか面白いです。
そもそも、Twitter界隈が騒ぎ出したのはこの“マジョカアイリス”というおもちゃ、大量に在庫が残ったようで定価が1万円近くするのに店頭では499円とかで叩き売りをしていたため、猛者達は「細長い液晶を何か面白いことに使えないか」と解析/ハッキングを始め、あっというまに動作原理や液晶の駆動方法、プログラミング等が開発されたという経歴です。
近所に販売している店が無いので、amazonで購入です。一時は、ハッカー達のせいで値段が上昇したのですが、また元に戻ったようです。おぢさんが店頭で購入するの、ちょっと気合と勇気が必要ですが。
玩具としての動作はこんな感じ。そのほか、ミニゲームモードのようなものもあるようです。
中身はこんな感じ。細長い液晶がターゲットです。マイクロSDカードも付いていて、画像データや音声データが入っているそうな。その中身を変更して玩具としての機能は損なわずにハッキングして遊んでいる方もちらほら。
液晶を接続してある0.5mmピッチffcから直接はんだ付けするのは、困難なのでaitendoで販売されている変換基板を用います。コネクターは自分で取り付ける必要があり、テクニックが必要です。
ひとつ注意が必要なのは、この基板に書いてある番号とffcケーブルの番号は逆になってしまうので22番を1~1番を22番とする必要があり、配線時にこの盲点にハマリました。
ソースを公開している方は、ESP32で動かしているのでこちらも購入。Arudino NANOと比較するとWiFiも付いており、CPUパワーも大きいので応用範囲はものすごく広そうです。
現状テキストオンリーですが、ネットにアクセスし、Yahoo ニュースを常時流すようにソフトを書き換えてらっしゃる方もいるので、日経平均とか天気予報などを流すようにすれば益々利用価値が上がりそうです。
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