2,000個以上ある水晶でフィルターを作る

オークションで格安で4,000個購入した14.318MHz (クロマ周波数3.579545MHzの4倍) の水晶、ローカルさんに頒布したりしていたのですが、捌ききれません。クリスタルフィルターの自作ぐらいしか用途が無く、とりあえずはいろいろと試してみることにしました。
最終的には、DDS-VFOと組み合わせ、AM, SSB, CWと自由に帯域を切り替えられる受信機でも自作できればという魂胆です。
フィルターの回路は、一般的なラダーフィルターの回路を。 6素子と8素子を作ってみることにしました。入力/出力側をパラにしてあるのは、JA4LAO局の実験で肩特性がよくなるということでやってみました。
きっちり設計するなら、水晶を一つづつfs, fp, 直列Cを測定し選別し、計算ソフトウェアによってCを求めることで帯域を決定できるようですが無視し、どうなるかまずは試してみることに。
穴あき基板で、こんな具合に作ってみました。先般、大量に購入したコンデンサは、このためにです。
6素子、C=100PF
きれいな特性が出ていますが、帯域が3.2kHzとSSBで使うには広すぎです。
8素子、C=120PF
帯域が2.6kHzとSSBで使うにちょうど良い帯域となりました。
8素子、C=200PF
帯域が1.5kHzとSSBでは狭すぎ、CWだと広すぎと中途半端な特性となりました。
ここまでしか試していませんが、Cを大きくすると帯域は狭くなりますが挿入損失が大きくなってくるので果たしてCWに要求される500Hzまで絞ることができるのかは不明確です。機会があれば別途報告したいと思います。フィルターをいくら多数作っても2000個を消費することはなさそうですが。
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