ファイナルが飛んだ2mリニア LA-2065R、別トランジスタに
パワーが全く出ないというダイワの2mアンプ、LA-2065Rをいただきました。
バイアスのVRを触っても全くIcが変化しません。石 (2SC3147) が壊れています。
さて、同じ型名の石、当然ながら手持ちはありません。パーツ箱に少し規格が大きい 2SC2782 があったので、装換してみることにしました。
外します。簡単なようで、ちょっと半田付けテクニックが必要です。
そのまま交換してテストしましたが、全く増幅しません。ダメかなと思いつつも異なる石なのでマッチングが取れていないと察知。LCじゃなくで、マイクロストリップラインなので果たしてうまくいくか、マッチング用のCを弄ってみることに。
カット&トライで数時間を費やしてなんとか追い込むことができました。
2SC2782 は規格からすると2SC3147より上であり80Wあたりまで引っ張ることができるのですが、このアンプ、電源コードが細い、ヒューズが8A、使用部品もイマイチなので、これ以上出すことは無理だと判断しました。
弄ったのは、赤丸で囲んだコンデンサです。
バイポーラーの石は入手できなくなってしまいました。三菱のRD70HVF1あたりを使ってみるのも面白いかも。
| 固定リンク
「無線機修理/リストア」カテゴリの記事
- ファイナルが飛んだ2mリニア LA-2065R、別トランジスタに(2020.12.08)
- 1200MHz機の豚のしっぽは交換するほうが良い(2020.11.26)
- IC-PS35のN110 【CDS+ネオン管】は不要か?(2020.09.13)
- T-599/R-599 トランシーブができない。(2020.07.28)
- FT-747GX 周波数がふらつく(2020.07.05)
コメント