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2020年11月

2020年11月26日 (木)

1200MHz機の豚のしっぽは交換するほうが良い

Cable
手持ちのIC-2500、豚のしっぽが付いたアンテナ端子のNJがどうも劣化しているようで、送信時に触るとパワーが変化するしどうも不安定。
Cable_1
反対側はカシメを行った金具で固定してあり、この部分を交換すべく探すこととしたのですが、なかなか見つかりません。

Facebookで「持っているひといませんかぁ~」と問い合わせたところ、業務機の同様のものがあるので譲ってあげるとの申し出がありました。
ちなみに、メーカー在庫も無いとのこと。

Ic2500_3
いただいたものは、こんな感じ。
Ic2500_1
残念ながら金具の向きが逆。
Ic2500_2
仕方ないので、金具の無いほうを取り付けて引っ張っても根本に力が加わらないよう、針金(UEW線ですが)で放熱板に括り付ける処理としました。

この交換で、驚いたことに感度が思った以上に良くなり、今までアクセスできなかったレピーターにアクセスできるようになりました。同軸が潰れていたのかもしれませんね。1200MHz帯は、非常にシビアでコネクターの取り付けが悪かったり些細なことでロスを生じます。何か飛びが悪いと感じたら、この「豚のしっぽ」を交換するのも良いかも・・・
(入手が難しいですが)

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2020年11月25日 (水)

RDPを揚げてからのDXCCアワード状況

FT8のみの運用ですが、とりあえずはLoTWのみで40m 100Entityを達成し、5B DXCCは10mのみとなりました。
Dxcc_04

しかし・・・アンテナを揚げる前と後でのDXCC増加具合は下記の通りで40mの伸びが悪いです。
(すべて100W運用)

         設置前 設置後
・40m  90  ⇒ 100 +10up
・30m  62  ⇒  96    +34up
・17m  55  ⇒  72    +17up

※12mは、ほとんど出ていないので今回は除外。
40m FT8はいつも大混雑しており、尻切れになったり一桁S/Nで来ているにもかかわらずコールしても完全無視されることが多く、アンテナだけの問題ではないようです。一方、30mは非常に良く飛ぶ感じで、あと数日でDXCC完成しそうな勢い。

ハイバンドのコンデションがぼちぼち上昇し、10mでも南米が見えたりしているので、注力していきたいと。

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2020年11月23日 (月)

8D-SFA-LiteへNPコネクターの取り付けなど

今回、アンテナの新調と共に同軸ケーブルも一部交換しました。8D-SFA-Liteを6mと23cmに採用。

8dsfa_10

8dsfa_11

バックがごちゃごちゃとウルサイ写真になってしまいましたが、こんな感じで取り付けています。SFAケーブルは銅箔を使っているので、その処理がポイントかな。あくまで自己流ですが。

当局のアンテナシステムに使っている同軸は下記の通りです。

・160/80m SLOPER     5D-FB
・40/30/17/12m RDP  8D-FB + 8D-2V
・20/15/10m  TA-33    8D-FB + 5D-FB
・6m 7ele YAGI           8D-SFA-Lite + 8D-FB
・2m/70cm  GP           8D-FB
・23cm       GP            8D-SFA-Lite

+になっているのは、マストベアリングのところは可動するため、Liteケーブルはアルミクラッドのため使えないから中継しているから。

23cm(1200MHz)は10D-FBの外観劣化が激しいので8D-SFA-Liteに交換しました。

Doujiku

併せてローテーター用6芯ケーブルも外観的に傷んでいたので交換しましたが30年以上使っているのに中身はほとんど劣化してませんでした。


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2020年11月 9日 (月)

nanoVNAによる複数アンテナの結合度測定

1本のタワーに複数のアンテナを揚げるのは通常のことですが、バンドが異なっていてもその結合度がどうなのか気になったので、nanoVNAで測定してみました。

※本測定値は正しくない可能性もありますので、あくまで参考値としてみていただきたく。

Kesu_4

測定してみたのは7/10/18/24MHz RDP RN4MCXと14/21/28MHzトライバンダーTA-33と、同RDPと8mほど下に張ってある7MHz 逆Vです。

【RN4MCXとTA-33】
Kesu_01
スパンを1MHz~30MHzに設定しS21を見たところ、みごとに共振しているバンド全てに対してピークが現れました。28MHzを除いて、20dB以上の結合度があるので、大きな影響は無いと判断しました。


【RN4MCXと7MHz 逆V】
Kesu_2
7MHz付近の拡大
Kesu_3
さすがに同一バンドなので、15dBと結合度が高く片方のアンテナで100W送信すると、もう片方のアンテナに2W以上が誘起されてしまうことになります。もし、500Wだと10W(!) 無線機がつながっていたらヒューズランプが切れるとか初段が壊れるとかの事故が起こりかねないです。

1本のタワー上に複数アンテナを揚げた場合、片方のSWRが落ちなくなるという事例をよく聞くきますが、具体的に測定した例って少ないように思うのでやってみました。TA-33とRDPは同一方向に設置してますが、これがブームと平行な方向にしたり、45度にしたりすると結合度が変化するのか。。。など、まだまだ実験してみる価値ありそうです。




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2020年11月 3日 (火)

ミニマルチのRDP RN4MCXのSWR特性

設置した4バンドのRDP RN4MCXの特性をnano VNAで測定してみました。

まず、当初の失敗を。
ミニマルチアンテナは全モデル、バランが付いていませんが、付ける必要があるかどうかをfacebookのグループで聞いてみたところ「必要だ、つけないとSWRが落ちない」という意見と「付けるとSWRが落ちなくなった」とに別れました。とりあえず、ナガラのBL-8Kを格安で譲ってもらったので付けてみることに。

施工はこんな感じになりました。これが失敗。
Ant_4
この状態だと、全バンド、共振点(SWR最良点)が大幅に下側にズレてしまいました。バランから給電点までの引き回しが長いためだと気が付きました。そこで・・・。
Balunn
ツイストし、この部分を伝送線路とし、給電点まで最短で接続できるようにとやってみたところ、7MHzで20kHz程度上がってバンド内に収まりました。給電点のL成分は、大きく影響するようです。最近のRDPは、ここにコイルが入ったマッチングボックス内でリレーを切り替えて帯域をカバーするようになっているようですし。
Ant_all
まずは、5MHz~30MHzのスパンで。ちゃんと4バンド、ディップ点が出ています。

バンド毎に拡大すると下記の通り・・・。
※全てシャック側(同軸がつながった先端)での測定値です。
Ant_7m
Ant_10m
Ant_18m
Ant_24m

測定値を表にまとめると・・・
Swr_list
まだ全体的に下側にズレていますが、4バンド欲張りアンテナなので、こんなものかなと思っています。SWR計での測定値とも少し異なりますが、7MHzを除いて調整する箇所が無いので仕方ありません。

FT8をぼちぼち運用してますが、逆V(7MHz), GP (WARCバンド)と比較して遥かに良好です。



 

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