スペアナ R3361C の修理
愛用しているスペアナ、アドバンテストR3361Cが電源は入るが各種キーを押すとリセットが掛かったりフリーズして使えなくなりました。御老体なので、もうダメかと覚悟もきめつつ修理に挑戦することとしました。
いろいろと調べたところ、各種設定のバックアップ電池が入っており、その劣化が原因ではないかとメドを付けました。奥まった分かりづらいところにNi-cd電池があるのを見つけ、電圧を測定すると3.6Vのところが1V程度と極端に落ちていました。
Amazonで80mAHと少し容量が小さいてすが、Ni-MHの3直列を見つけました。
奥の方に付いていて、かなり苦戦しましたがなんとか交換完了。測定器掲示板で「電池を交換する際に、ショートさせたり切り離してゼロボルトにしてはならない」と、まるで「アホになる無線機」みたいなこと書かれていたので、かなりの注意を払いました。
交換した電池。液漏れも起こしており電圧は1.1Vぐらいしかありません。
交換後、電源ONしても初期画面で止まったままだったので、やっぱりダメかなと諦めたのですが、あるキーを押しながら電源ONすることで立ち上がってきました。とりあえずは使えるようです。
この際、画面のフォーカスとか再調整してしまえとサービスマニュアルを見たのですが、調整箇所までのアクセスが非常に困難で断念しましまた。メンテナンス性は良くないです。
もう一つ、大失態したことがあります。もう、修理不能だとふとAmazonを見ていたところRIGOLのスペアナ(DSA-815-TG) が8月30日/31日のみの2日間、タイムセールで安売りしていたので、ポチってしまいました。基本的な性能はR3361Cの方が上ですが、軽い/薄い/ファンが静なのでアマチュアが使うぶんにはこれで十分です。
自作のラダー型クリスタルフィルターをTGを使って測定してみました。RBW=10Hzまで絞れるので十分特性を見ることができます。
FM補間放送(スパン85MHz~95MHz)を適当な線をアンテナ代わりとして見ているところです。
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