IC-PS35のN110 【CDS+ネオン管】は不要か?
しぶとく愛用しているIC-760PROの電源スイッチを押しても時々立ち上がらなくなってしまいました。内蔵されているのはIC-PS35で、IC-750A, IC-970などと共通なようです。過去にスイッチングトランジスターが破壊して交換はしています。
一番怪しいのは多くの事例があるCDS+ネオン管で構成されたフォトカプラN110の不良です。
アルミ製の外円筒がすっぽ抜けました。確かにCDSとネオン管が抱き合わせてあります。
ネオン管が点灯しなくなったのかとそのままスイッチONしてみると。。。。ちゃんと点灯します。どうやらCDS側が不良のようなので、外してCDSのみで光が当たると抵抗値が減少するかテストしてみたところ、明るいところに置くと確かに抵抗値が減少します。しかし、劣化して減少量が少なくなってONしない可能性もなきにしもあらず・・・です。
Facebookでいろいろと論議しているうちに、CDSをジャンパーしてもかまわないと書かれているサイトがあるよと教えていただきました。確かに、回路を何度見てどう考えても、ここでCDS+ネオン管で時定数を持たせる必要もなく、ここの電圧有無を検出する必要もなさそうに思えるのです。
ジャンパーしてやってみることに・・・。
こわごわスイッチを入れたところ、正常に立ち上がりました。その後、何度もON/OFFしましたが立ち上げ失敗するということはなさそうです。このN110は何を意図しているのか、やっぱり理解できません・・・。せっかく苦労してここまで分解したので、簡単に交換できる電解コンデンサーは交換しておきました。
とりあえず、満身創痍の御老体IC-760PROですが、もう少しガンバってもらえそうです。
※当修理方法については責任を問えませんので、実施する場合自己責任で。
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