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2020年7月

2020年7月28日 (火)

T-599/R-599 トランシーブができない。

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599ラインです。当機種は2017年にメンテを賜った機種で、その後また動作しなくなり2年間ずっとお待ちいただいたものです。
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前回での修理でリレーをメンテしたのですが、また不具合になったのではとオーナー様が多数、中古のリレーを入手/同梱いただきました。この中からいちばん良さそうなものをチョイス。
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私もリレー系に不具合があると信じ込んで、リレードライブのPNP Trとリレーコイルの逆起電圧防止用のダイオード(なぜがゲルマニュームダイオードが使われていた)を念の為、もう少し容量の大きいものに交換しておきました。しかし、ここではなかったです。
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スペアナと回らないアタマを駆使して2時間(!)、R-599側にT-599のVFO信号が届いていないことを発見、その理由は接続ケーブル内での断線でした。R-599/T-599の接続ケーブルは結構キツキツなので引っ張られてハンダのところで断線したようです。同様に受信信号をR-599側に渡す同軸もMコネ内部で断線していました。
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メーターランプが切れています。ヒューズ型の特殊なものです。LED化も含めオーナー様と相談の結果、古い機種でもありそぐわないとのことでこのランプを探したところ・・・。
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なんと!  968円/個もするのですが、この店しか入手できません。高額になりますがオーナー様から注文いただき当方へ送付いただきました。なお、T-599とR-599で電圧が異なるため注意が必要です。またAC駆動されていますのでLED化するにも工夫が必要です。
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交換完了。

その他の動作を確認、エージングして完了としました。

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2020年7月16日 (木)

WAZアワード状況

Waz

このアワードもモノバンドで追っかけるとキリが無いので、とりあえずはMixで完成しヨシとしました。最後に残ったのはZone2、ここが難関ですね。2018年に VA2RC Zone2 交信して完成していたのですが、彼はZone5に引っ越したようでLoTWが空欄になってしまいました。紙QSLを請求すればそれでOKなのですが、めんどうなので新しく探すこととしようやく、つい先日 VE2CSI と20m FT8との交信で40ゾーン完成しました。DigitalがZone 34を残すのみとなりましたので次のささやかな目標として探そうと考えてます。

WAZアワードは申請しても1年以上待たされるとのことなので申請するかどうかもわかりません。

 

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2020年7月12日 (日)

WASアワード状況

LoTWでDXCCと共にWAS, WAZが自動的に集計されるようになりましたが、デジタルモードFT8を使うようになって20m WASは、約半年で完成することができています。全てベアフット100W, アンテナは年代物のTA-33です。
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WSJT-XなりJTDXを使う場合、JTAlertという強力なサポートソフトがあり、開けている時に欲しいQSOしていない州を登録しておくことで一度にたくさんデーコードされても「♫Wanted State !」と喋ってくれるので、難易度を一気に落とした気がします。

最後に残ったのは、皆が苦労する「DE : Delaware」でした。

また、完成はしていません(することは無いと思う)が、主力の6mでは、上表の通り36州で中身は下図・・・。

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WASで難しいのは、東海岸で緯度の高いところと、ND, SDなどアマチュア人口が少ない地域になりますが、50MHzでは顕著になりますね。また、東日本と西日本でもずいぶんと異なるようです。NY州(ニューヨーク州)ができたのは、実は本日7月12日で、この地域は40年やっていて初めてになります。RI, CTも見えたのですが東日本の局に勝つことはできませんでした。カナダのQC/ON州はできたのですが。

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2020年7月 5日 (日)

FT-747GX 周波数がふらつく

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修理はお休みしているのですが、2年前休止する前に受付した方からメールがあり、お約束したこともあり引き受けけることとしました。実に2年以上も待っていただいたこと、申し訳ないのと、ぼろぼろな小生でも頼ってくれたということで。

FT-747GX、周波数がふらつくとのことです。これ以上削減する機能はないというぐらい不要な回路を取り払い、金属シャーシを使わない徹底的に低コスト化した無線機ですね。使い勝手が良いからとのオーナー様のご意見。確かにそうですよね。今の無線機、逆に徹底的に多機能にして分厚い取説、そして複雑な回路を売りとしていて、そういう機種でないと売れない時代となってしまいました。もうこういうシンプル・イブ・ベスト的な無線機って出てこないでしょう。

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キャビネットを開けると、基板は3枚だけ。PA部はダイキャストケースに入れ込むといった具合の構造になっています。
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いろいろとチェックしていると、リファレンス発振のトリマーと、BFOのトリマー、両方が接触不良になっていることに気が付きました。まずはこれを交換するために部品発注。
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横から調整する形状のトリマーは入手困難なので、こういうカタチで取り付け。
交換後、全てを再調整してエージング24時間。大丈夫なことを確認しました。

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バックライトの電球が切れています。
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メーター照明はLED一つだとムラができるので2つとしました。
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完了です。
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交換部品。

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