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2019年10月24日 (木)

200Wを超える局の新スプリアス規格対応

【200Wを超える局の新スプリアス規格対応】

まだ時間はありますが、そろそろ準備しなければならないと思いつつ、ネット検索しても情報が錯綜していてわからないため管轄の近畿総通に電話で聞いてみた。


◆当方の送信機は下記の通り

1.1.9~28MHz (500W) 旧スプリアス規格
2. 50MHz (500W)旧スプリアス規格
3. 50MHz AM専用機(10W)
4. 1.9~50MHz (100W)新スプリアス規格

【回答】

1. 再度検査を受けていただくのが最もこのましい。

2. 個人でスペアナを利用して測定しその値を添付してもかまわない。ただし、スペアナは校正してあり1年以内であること。

3. 4の新スプリアス機に現用リニアアンプを接続するように変更は可能だが、それで新スプリアス規格OKとするかはまだ明確に決定していない。今後スペアナでのデーターを提出願うこともありうる。

4. 関東総合通信局はリニアアンプを指定して新スプリアス対応の判定としているがあれは関東独自であって全てはそうではない。(電話の声が幾分荒げていた)

3.の対応で完結できると考えていたのだけど、それだけではダメな模様。・・・うーん、どうしようかな。
個人的にスペアナ持っているけど、機関での校正料金はかなり高額となる。20年以上前のスペアナなので、果たして校正してくれるかどうかもあやしい。校正されたスペアナを安価で借用できれば良いかなとも。

Sprius1

校正されたスペアナを入手したとして、どんな書式で報告すべきなのかを総務省のWebで調べてみたところ図のようなWordファイルが出てきた。これを眺め気がついたことは「帯域内領域におけるスプリアス発射の強度」を書く欄がある。

Sprius2  
「帯域内領域」とは信号近傍不要輻射であり、要するにSSBだと近づくとバリバリ「広がってまっせ~」やCWでキークリックが酷くて離れていてもパサパサかぶってくるアレである。さて、これをどうやって測定するのかよくわからない。リニアアンプで云うIMD特性 -30dBとかとも異なる。JARDのスプリアス認定でも、これは測定していないのでは?? とも。

また問い合わせてもよいのだけど、なんかヤブヘビになりそうなのでやめておいた。

200Wを超える局はTSSもJARDも、そしてJARLも無視状態、自分でどうにかしてくださいと放置プレイなので困ったもんです。

※「校正」という漢字を使いましたが、電波法的には「較正」が正しいようです。

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