« 2017 ALL JAコンテスト | トップページ | FT-901SD 100W改 スパゲティ配線をさぐる »

2017年5月 6日 (土)

MFJ-259 電源逆接

259_00

MFJ-259 アンテナアナライザー、電源のプラス、マイナスを逆接し動作しなくなったとのことでおあずかりしました。

259_01

非常にメンテナンス性が悪く分解するのも一苦労な機種です。やっと分解できて目視チェックすると・・・3端子レギュレーターが壮絶死してしまってました。交換したところ、カウンター部は働きましたが、発振しないようで、まだ動作しません。

259_02

回路の電圧を調べたところ、A点の電圧が高くQ3がONになっていないことがわかりました。このMOS FETは、発振回路にAGCをかけて発振出力を一定にするものです。ゲート電圧も来ていなかったのでOPアンプが不良であると推測できます。

259_03

LM324、幸いにも手持ちがあり、またソケット式になっているので交換してみたところ、元気に発振が始まりました。逆接で、これも壊れたようです。

259_04

また逆接すると同様なことが起こるので、基板パターンをカットし、逆接防止ダイオードを取り付けることとしました。これで安心です。後継のMFJ-256Bはちゃんとこのダイオードが入れてありました。

259_05

259_06


左側が50Ωのダミーロード(SWR=1.0),  右側が100Ωの抵抗(SWR=100/50=2)、メーター指示が正しく出るように再調整し各バンド別に発振するかを確認し、完了としました。

当機種は、原因究明より、分解/組み立てに時間が掛かってしまいました。ややこしい構造をしています。

|

« 2017 ALL JAコンテスト | トップページ | FT-901SD 100W改 スパゲティ配線をさぐる »

無線機修理/リストア」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: MFJ-259 電源逆接:

« 2017 ALL JAコンテスト | トップページ | FT-901SD 100W改 スパゲティ配線をさぐる »