MFJ-259 電源逆接
MFJ-259 アンテナアナライザー、電源のプラス、マイナスを逆接し動作しなくなったとのことでおあずかりしました。
回路の電圧を調べたところ、A点の電圧が高くQ3がONになっていないことがわかりました。このMOS FETは、発振回路にAGCをかけて発振出力を一定にするものです。ゲート電圧も来ていなかったのでOPアンプが不良であると推測できます。
LM324、幸いにも手持ちがあり、またソケット式になっているので交換してみたところ、元気に発振が始まりました。逆接で、これも壊れたようです。
また逆接すると同様なことが起こるので、基板パターンをカットし、逆接防止ダイオードを取り付けることとしました。これで安心です。後継のMFJ-256Bはちゃんとこのダイオードが入れてありました。
左側が50Ωのダミーロード(SWR=1.0), 右側が100Ωの抵抗(SWR=100/50=2)、メーター指示が正しく出るように再調整し各バンド別に発振するかを確認し、完了としました。
当機種は、原因究明より、分解/組み立てに時間が掛かってしまいました。ややこしい構造をしています。
| 固定リンク
「無線機修理/リストア」カテゴリの記事
- FL-7000 10年ぶりの再修理、メーターランプLED化(2024.10.20)
- 自作に適したファイナル DRI方式 SOT89 ⇒ TO220 変換(2024.04.18)
- FT-1000MP MARKⅤ バックライトLED化(2024.02.22)
- IC-2500 1200MHz PLLアンロック(2023.11.12)
- Collins KWM-2A の修理とTwitterでのプチバズリ(2023.04.30)
コメント