TS-700S 表示出ない、スケルチ効き悪い他
TS-700S デジタル表示が出ない、スケルチの効きが悪い、センターメーターズレ、プリアンプ(R-DX)効かないとのことでお預かりしました。
オーナー様は非常に大切にお使いで、洗浄の必要がありません。内部にも殆どホコリが無い、40年近く経つと思えない美品です。
まずは、デジタル表示が出ないところから診ていきます。
電源ユニットの分解は少々めんどうです。基板裏面にコンデンサを付けてあり、チェックするにはこれも外す必要があります。-24VとVFDフィラメント電圧を発生させているDC-DCコンバータのトランジスターが不良で、交換することで治りました。周辺にある電解コンデンサも念のため交換。
スケルチの効きが悪いのは、FM-IFユニットの 2SC460, 2SC458 不良であることは間違いないので全数交換。
時計回り3時の位置でしかスケルチが効かなかったのが11時で効くようになりました。センターメーターも、再調整することでOKに。
プリアンプが働かないのは調整の大幅ズレ。その他のIFTなども結構なズレがあって再調整で感度がよくなりました。
これだけの部品を交換。
前回と同様にリファレンス、キャリアポイントなどの調整を実施し、完了となりました。
| 固定リンク
| コメント (3)
| トラックバック (0)
最近のコメント