MFJ-269アンテナアナライザー修理
アンテナアナライザー MFJ-269 の修理依頼。針が振り切って正常動作せず、コネクター部を動かすと変化するとのことでお預かりしました。
これは、ハンダクラックだと、ここで確信を得ました。
配線図を探し当てて、分解作業。いわゆるアメリカン品質で、機構部品設計は良くありません。ハンダが怪しいのは、コネクターが付いている周辺。
ただし、マイコンのプログラムはうまく作ってあり、非常に多機能で良くできています。その分、回路もかなり複雑で多数のチップ部品が使われています。
拡大鏡で詳しく調べましたが、ハンダ不良箇所を特定できなかったので、この周辺のハンダを全てやり直しを実施したところ、正常となりました。
校正はしてませんが、50ΩのダミーでSWR=1.0付近、75ΩのダミーでSWR=1.5付近となったので、完了としました。
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コメント
MFJ-269購入後三年間使用してますが、測定接続(高周波同調回路、アンテナ関係)のミスなのかSWR IMPEDANCE 各メーターの指針表示が従来の動きと異なり、その後この状態で変化ない状態です。故障診断又 修理等お願い可能でしょうか。
投稿: 熊谷 秀逸 | 2017年5月26日 (金) 08時44分