IC-375D 出力出ない
アイコム IC-375D 430MHz 50W機。一度、調整でお預かりしたものですが、今度はパワーが出なくなったとのことでお預かりしました。
ピン配列が異なるため、足をクロスする必要があります。
M57716も入手が困難で、販売しているところを見つけることができず、苦肉の策として、このモジュールをパスして直接、ファイナルに入れるという荒業を実施。出力は、1W強しかでませんが、これで一旦返却することとしました。
残る方法は、臓器移植しかありません。数日後、オーナー様がドナーである不動のTR-9500をオークションで落札され再送付いただきました。
TR-9500は、SSB/CWが動作せず、FMは動作するという持病をお持ちで、臓器移植に関して抵抗があったのですが、倫理委員会の審議も通り、承認がとれたので、心を鬼にして、臓器摘出手術の実施です。
ドナーから取り出した、臓器M57716です。
移植手術は無事成功し、TOPの写真通りIC-575Dは元気を取り戻しました。術後の経過も良好で、拒絶反応も無く、退院は間近です。
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コメント
先日FT780の修理をしたとき,オーナーさんはモジュールの不良だろうとM57716の代わりにSC1016を入手して同梱されてきました.
逆のパターンですねHi
結果,モジュールは無傷で,そのまま返送したのですが,情報が共有出来てたらスワップも可能だったかもしれませんねHi
投稿: Yamada | 2015年6月18日 (木) 08時37分
SC1016の方が規格は上ですね。サービスマニュアル見ると、IC-475Eは25Wに調整と書いてました。
IC-475Hは75Wだったけど。
投稿: JF3DRI | 2015年6月18日 (木) 18時21分