IC-760PRO 雷サージによる送信不良
IC-760PRO ・・・これは、依頼品じゃなく当局が使っているもの。IC-7600を仕入れたので、シフトしても良いのですが、未だに使いやすくてHF帯で愛用しています。性能に関して特に、不満も無く・・・。
シャックに居る時、突然に冬のカミナリが。アンテナを外したものの、雷光と共に同軸ケーブルと何処かでバシッっと放電する音が聞こえました。ピカ・ドーンと近所に落雷した訳でもないのに。
雷が去った後、受信をしたら正常なので被害は無かったと思っていたのですが、送信してみると全く出力が出ない。別の無線機でモニターしてみると、非常に微弱な電波は出ているようです。
急患発生ということで処置。出力PAユニットの入力にSSGから信号を入れてやると、ちゃんと100W出てきます。これで、ファイナルの石が飛んでいないことが証明され一安心。
原因は、プリドライバー 2SC2053 のベース・エミッター間がオープンになって、ここで信号が途切れていることを確認しました。
手持ちが有ったので、交換したところ正常出力となりました。ベース・エミッター間がオープンになるってことは、サージ発生によるものと推察されるのですが、なぜ、こんなところが壊れたのか不明です。ACラインから来たのかもしれません。
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コメント
160mの逆Lは給電部にアンテナとグランドの間にRFCを入れていますが、それでも空電のRF成分はリグのほうにやってくるみたいです。今度、アンテナ切り替え器を作るのですが、その際にはリレーを組み合わせて、すべての同軸をグランドに落とす回路も入れてみようと思っています。
投稿: jf3lop | 2015年2月16日 (月) 22時33分