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2014年12月22日 (月)

FT-102 ヒューズが飛ぶ (1)

102_a

FT-102 電源ONすると3~4秒後にヒューズがブローするとのことでお預かりしました。たかがヒューズ・・・いや、それが難航中なんです。

102_fuse

ガラス管ヒューズはダイイングメッセージを残してくれます。回路が完全なショート状態だと、左側のように、バシッと瞬間的に切れ、ガラス内面が蒸着したような状態となります。しかし、今回は左側のように瞬間的ではなく、ゆっくり切れる症状となっています。


102_b

+B回路を全てテスターで当たってみましたが、問題ありません。よもや電源トランスのレアショート?と2次側を外してみると、ヒューズは飛ばないのでトランスはシロ。
そこでスライダックを用いて、電圧をじわじわ上げていく戦法に。50Vぐらい印加しても大丈夫ですが、それ以上、電圧を上げるとヒューズがブロー・・・訳がわかりません。

102_c

+B電圧が400Vを超えるとブレークダウンを起こしてしまうようで、怪しいと思われる整流ダイオードを交換してみましたが、症状は変わらず・・・

あとは、平滑コンデンサ(100μ500V)しかなさそうです。LCRメータやテスターで測定しても全く問題無いのですが、ある一定の電圧以上印加するとダメなのかもわかりません。
この手の電解コンデンサオーディオ用の高価なのしかありませんが、オーナー様に手配いただいています。さて、どうなることやら???

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