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2014年9月

2014年9月27日 (土)

TV-502 再調整

Tv502_04

先の TS-520V と共に TV-502 の動作確認依頼もありました。トランスバータの修理は初めてです。オーナー様が取説も同梱いただいたので、見ていると親機が TS-520V/S でないTS-520X/D の場合、本体に改造が必要なようで、初めて知りました。TS-520V/Sは、背面にトランスバータスイッチが付いていて改造する必要がなくなっています。

Tv502_02

Tc502_03

うまく動作しないのは、本体との接続用のRCAピンジャックが腐食して接触不良となっていたからであって大きな不具合はありませんでした。ただ、出力が6W程度しか出なかったため、ALCを再調整したところ10W出るようになりました。

右の写真の通り、スワロー誘電製のプリアンプが内蔵されており、144/145MHz切り替えスイッチを交換してON/OFFできるようにも改造されていました。このプリアンプ並びに他の再調整を実施し、完了としました。

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2014年9月22日 (月)

TS-520 3台まとめて

520x3_2

たまたまTS-520Dが1台, TS-520Vが2台の修理となりました。故障する箇所は、これまで何度も書いているのでパスですが、TS-520D は勝手に送信状態になるという症状でした。回路を見るとVOX基板内のトランジスタで送受リレーをドライブしており、そのトランジスタが不良でした。これは初めての事例です。

最近は古いトランシーバーばかりですね。

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2014年9月19日 (金)

FDAM-2, FDFM-5 完了としました

Fdam2_05

送信系がうまく動作せず、また回路もよく解らなかったので、ずいぶんと悩まされました。
メータ、ダイヤルのLED照明はオーナー様がされたものです。


Fdam2_04

Fdam2_03


配線図の概略を書き出してみました。プラス接地なので、ファイナルトランジスタのコレクターを直接接地してエミッター側から取り出す (エミッターフォロワーじゃない) 回路となっていました。
直流的には、ファイナルの石を取り外して調べても、大丈夫。ドライバーの石を取り外して調べても大丈夫。。。。じゃ、何なんだということで悩んだ結果、試しにドライバーの石 2SC482 を別の石に交換してみたところ、パワーが出てきました。

ここはファイナルと同時に変調がかかるので、100%変調時にはVccの2倍となり、Vceo=28V以上でなければダメということになります。2SC482は廃品種なので、それに相応するトランジスタをいろいろと試したところ、なんと海外で最もポピュラーである PN2222A が良く、交換することで0.7Wぐらい得られました。小さい石ですが、発熱もそんなにありません。

Fdfm

FDFM-5の方は、まるっきり設計コンセプトが異なるようで、びっしり部品が詰まっています。受信音量を上げるとAFでビュービューと大きな音で発振する症状なんですが、写真の通り基板の劣化も激しく、分解すると元通りにできなくなる可能性があるので、修理を断念することでオーナー様に了解をいただきました。
 このブログの読者様から配線図の写真を送付いただいたのですが・・・。

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2014年9月16日 (火)

FDAM-2, FDFM-5 苦戦中

Fdam2

鮮明な配線図が見つからないので少々苦戦中。FDAM-2は受信するようにまではできました。これらは当局が開局する以前の無線機で、RJX-601世代の私はこんな機種が存在することすら知りませんでした。

「最近、ブログの更新が少ないぞ!」とお叱りを受けております^^
修理は継続しているのですが、同一機種、同一箇所の修理内容は面白くないのでは??ということでサボっているだけです。

ただいま修理依頼は、15件程度のバックオーダ。約3ヶ月待ちで、遅れ気味です。お待ちの方申し訳ございません。

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