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2014年7月

2014年7月21日 (月)

FT-101ZSD 100W改造機 ヒューズが飛ぶ

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FT-101ZSD 送信管を 6146B が不良になり、真空管を刺さなくとも電源スイッチを入れるだけでヒューズが飛ぶとの内容で、お預かりしました。この機種は初めてになりますが、メンテナンスは FT-101ES などより良さそうでした。


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電源スイッチ入れるだけでヒューズが飛ぶ・・・これは、高圧電源回路周辺に問題があることに間違いありません。まず、プレート電源と接地間の抵抗を測定してみると、数百Ωと高圧回路が落ちているこを発見。詳しく調べると、整流ダイオードがショートモードで不良となっていました。配線が込み入っていて、取り替えは、かなり面倒でした。


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ダイオードを交換することでヒューズは飛ぶ事無く正常となりました。取り替え用の真空管は、オーナー様は、間違って6146Bの代わりに東芝の2B46を手配されてました。私のホームページでも述べてますが、規格が異なりはしますが、使えると判断しました。ただ、10年ぐらい火を入れていない真空管とのだったので、いきなり規格いっぱいの900Vを印加いるのは、フラッシュが起こる可能性があるため、まずはプレート電圧を10W機の設定 (約380V) として、エージングを兼ねた動作テストを行いました。結果は良好で、10時間ぐらいエージングした後に900Vにし、テストしてみたところちゃんと100W出てきました。

比較的程度は良好な個体で、スイッチの接触不良も無く、調整のズレもなく、全面パネル/ツマミ類の清掃をして完了としました。

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2014年7月12日 (土)

北米がBig Open !

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7月に入ってから、北米のBig Openが2度ありました。弱くてCWでしかできない信号じゃなくてSSBでも 59-59 とQSOが十分できる大変FBなコンデション。

7/8に9局、7/11には22局と国内局並をLog in できています。これは、モービルホイップや5WのQRPで出来たサイクル21でのオープンを彷彿する以来の出来事でした。

コンデションが良いのはFBなのですが、修理が進まず、待ち時間を長引かせているのと、自分の収入が減っちゃうことにモロに影響しております・・・あしからず・・・ね。


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2014年7月 9日 (水)

FT-1021X パワーが出ない 2台目

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FT-1021X 「7MHz運用中に急にパワーが出なくなった、しかし18MHz以上のハイバンドではパワーが出る」とのことでお預かりしました。 この高級機、最近修理多いですね。非常に重い無線機なので、修理部屋の2階まで持ち上げるのが大変です。


調べてみると、7MHzで20W程度、21MHzでも120Wと200Wに届きません。真っ先に見たのがバンド別LPFですが。問題ないようです。7MHzをSSGで発生させ、PA部に入れると200Wが正常出力されたので、送信ミキサーからバッファアンプが怪しいと睨んだ。

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送信系の回路。スペアナで調べるとローカル発振器からの入力、送信IF出力は、7MHzでも21MHzでも大差ありません。しかし、送信ミキサー(DBM ND487C2) からの出力が大幅に違っています。DBMは故障すること無いとの概念から、後段のバッファアンプも調べたのですが問題なし。


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オーナー様より、クワッドダイオード ND487-C1 2SC2026 を手配いただき、交換したところばっちり200Wが出るようになりました。クワッドダイオードの一部がオープン状態になってしまっていたことが原因で、正常なミキサーとして動作していなかったようです。2SC2026は交換しましたが問題なかったようです。

DBMが壊れた事例は初めて。そして、何故、壊れたものがF特を持ったのかも。

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2014年7月 7日 (月)

第44回6m AND DOWN コンテスト

第44回6m AND DOWN コンテスト、今年も参加しました。

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昨年よりは、ずいぶんと局数、マルチが落ちてしまいましたが、楽しむことができました。
開始直後からどうもグランドウェーブの伸びが良くなく、ワンエリアが遠かったです。それでも栃木のみを落としてワンエリアのコンプリートはならずじまいというところまでは来ましたけど。

西方面、特に九州は相変わらずダメで、大分県に移動していた1局のみ、それも相当苦しいQSOで根気よく付き合ってくれたおかげでした。

朝の時間帯もバズ音と、ふわふわしたQSBがきつくコールもらったのに応答できなかった局がたくさんいて申し訳なかったと感じてます。

コールいただいた各局ありがとうございました。

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2014年7月 4日 (金)

不思議な伝搬だらけな50MHz DX

今年になってからの50MHz DX交信状況まとめです。7月入ってからマルチホップEsが炸裂してか、超が付くほど珍しいエンティティが入ってます。

1. 3月・・・南米とアフリカ(インド洋)
   3月4日  : LU5FF, CE2AWW, PY2XB, LU9EHF 南米が本格的に開けた日です。
   3月25日 : 3B8DB モーリシャス、信号は何度も聞いてましたが、西向きロケの
          悪い当局はようやく出来ました。後日、 3B8FQ とWKD。

2. 4月・・・アフリカ(インド洋)、オセアニア
   4月13日 : FW5JJ FWは数十年ぶりにWKD   
   4月20日 : 3B8CF またもやモーリシャスGet 3B8は断片的に長期間入ってました。

3. 6月・・・ヨーロッパ、北米、中東、アフリカ(大西洋)
   6月3日 : ON4IQ  今年初のEuです。9ele x2 x2 の巨大なアンテナを持つこの局
              の信号はいつも最初に聞こえてきます。
   6月9日 : UT7QF  SP5EWY
   6月19日 : N6TI  今年初の北米
   6月20日 : 4X4DK イスラエルがようやくできました。何度も繰り返してコールを
               確認してもらい感謝です。

4x4dk

その時のON4KST Chatでのやりとり。


   6月24日 : W6QUV, N6JV, K6QXY, N6ML, KL7HBK, W1AW/KL7, WD5COV
                      北米が炸裂

   6月29日 : EA8DBM  かなりキビシイQSOでしたが、なんとかできたようです。
                カナリー諸島、実に距離にすると12000km以上
                こんなところがマルチポップEsで聞こえるとは驚き。

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後日、ログサーチで確認。1回目はコールバックあったものの、相手のレポートを送る時に潰されてしまったので、2回コールしたため。(某OMさんが音声ファイルを送ってくださいました。)


4. 7月・・・ヨーロッパ、そしてグリーンランド
   7月2日 : UX0FF, YO3BL,  UT5JAJ,  LZ1QI, UT5UGR, YO4AUL
   7月3日 : DL8YHR,  G8BCG,  G4FUF
                    初めてドーバー海峡越え達成。G8BCGは、7ele x2x2 と巨大な
         アンテナ
を使っているので信号は強力でした。
   7月4日 : OX3LX  グリーンランド・・・な、なんとZone40のグリーンランドが
         入ってきたではないですか。QSBが深かったもののPeakでは
         ちゃんとSメータを振らせて。どういう伝搬なのか、50MHzは
         マジックバンドです。

Ox3lx

JAと49局できたとのこと。

※赤字はNew Entityで ここまで7つ増えました。

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