IC-2500D 1200MHzパワー出ず
ICOM IC-2500D 430/1200MHzデュアルバンド機。1200MHzの出力が出ないとのことでお預かりしました。チップ部品を使っているので私の手にはおえないかもを条件として・・・。
表は1200MHz, 裏は430MHzという構造になっています。
あちこちとチェックしているうちに、一瞬パワーが・・・。そして、基板を上から押し付けると出たり出なかったりすることが判明。これで、クラック等の半田不良とメドを付けました。基板を外してみると、チップ部品の海。拡大鏡でじっくり観察しても、クラックは不明です。そこで、絨毯爆撃的に怪しい範囲を全てにハンダゴテを当ててみる手法としました。細かいので、半田ブリッジができないよう、細心の注意をして。
元に戻して、送信してみると・・・正常出力されるようになりました。基板を押しても大丈夫。
照明ランプが切れていたので交換。この機種、贅沢にも4つのムギ球を使ってあり、そのうちの3個が切れていました。
後は少しエージングテスト、基準周波数合わせを実施し、完了としました。
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コメント
お見事です.
やはり,ハンダごての当て直しって効果があるんですね.これだけの基板になるとたいへんだと思いますが.
投稿: JE1SGH | 2014年4月20日 (日) 09時03分
モービルで使っていたようなので、振動が原因でしょうね。コンデンサの液漏れは無かったのが幸い。
投稿: JF3DRI | 2014年4月22日 (火) 00時47分