修理のご依頼についての基本ポリシー
<無線機の修理に当たって>
※依頼が非常に多くあるため、基本的なポリシーをまとめました。
◯開局当時使っていた機種で思い入れがある。
◯ローンを組んで苦労して手に入れた機種だ。
◯学生時代に戻って古い機種で交信してみたい。
◯押入れの隅から古い無線機が出てきた。整備して使ってみたい。
このようなご要望にお応えすべく、古い無線機の修理・整備を賜ります。
但し、下記の内容 (続き) をよく読んでいただきたくお願いします。
1.メーカーが修理を受け付けてくれるものはメーカーにご依頼ください。
メーカーが受け付けてくれない古いものを承ります。古ければ古い
ほど基本的には修理できる確率が高いです。(真空管式無線機OKです)
※各メーカーのサービス受付状況概要は次の通りです。
アイコム:割り切って機種別に修理の可・不可をWebに記載してあります。
Kenwood:古い機種でも一応診てくれるようです。まずはサービスに相談を。
YAESU:部品があるものについては古くとも修理可能なようです。( 〃 )
2.比較的新しい(10~20年程度)の無線機は内部の部品が表面実装部品
(ルーペで見なければ判別できないチップ部品)が採用される段階に
ありますので、個人での修理は困難になり、故障状況によっては
お受けできない場合があります。
※KenwoodだとTS-690以降、YAESUだとFT-850ぐらい
(まずは相談ください)
3.修理の基本的なポリシーとして「オリジナルを重視し交換不要な部品は
交換しない」方針としています。電解コンデンサーの全数交換などは、
基本的に実施いたしません。
4.「もっとパワーが出るように」「感度を上げて欲しい」「変調が深く掛かる
ように」など個人的な要望で「改造」に当たる内容も基本的には実施
いたしません。
5.例としてパーツも準備しないのに「TS-520を100W化して欲しい」等の
依頼はお受けすることができません。改造に必要な全てのパーツを
ご準備いただいた上で100W化するのであれば、お引き受け致します。
6.オークションで不動品を落札したものであっても修理は賜りますが、その
まま丸投げしたものは受け付けません。オークションの文言を鵜呑みに
せず、ご自分でどこが悪いかどのような症状なのかを把握し「ここが
このように悪い」と判断願います。
7.入手困難な部品は基本的にオーナー様が手配いただくことにしております。
もし、知識がなくご自分での手配が無理な場合は当方で手配しますが、
その場合、大阪日本橋への部品購入出張費や、当方での通販手数料を
頂きます。
8.サービスマニュアル、配線図など修理に必要なものはできるだけオーナ様
でご準備願います。ただし、知識が無く入手できない場合はこの限りでは
ありません。当方で検索します。
9.修理ができない場合があることを了解願います。
理由として、当方の技量不足、修理内容が非常に複雑、症状がたまにしか
発生しない、部品の入手困難、当方が触ることによって症状がより悪化する
懸念がある場合等です。
10.修理には時間がかかることを予め、ご了解願います。これまでに修理経験の
ある機種だとマニュアル等は揃っていますが、新しいものは回路の解析、理解
から始まり、故障箇所の特定に至るまで多大な苦労を伴うことをご理解
願います。10円の抵抗1本の故障を特定するに10時間以上を費やすこと
は珍しくありません。
(次から次へと依頼が来るため、2~3ヶ月お待ちいただくこともあります。)
11.無線機のみならず、電源、周辺機器、リニアアンプなども賜ります。
12.メールで受け答えできる環境を準備願います。故障状況に併せオーナー様
と相談しながら進めます。これは、オーナー様にとってメーカ修理とは
異なる大きなメリットです。メーカー修理では個々の修理において技術者と
会話しながら進めることはないと思料致します。
13.依頼のメールは下記まで。
「jf3dri あっとまーく mb.infoweb.ne.jp」
これをカットアンドペーストであて先アドレスに貼り付けても届きません。
理解できない方は、修理をご遠慮願います。
(実際にいらっしゃいました。)
14.その他当方の判断でお断りする場合があります。
(理由はお知らせできないことがあります)
以上です。
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