TS-780 修理 ・・・(1)
犯人はデジタル回路ではなかったです。TS-780は、2つのPLL回路を持っていて上位と下位のループを組み合わせて細かい周波数変化ステップを実現しています。その下位のPLLが不良であることを突き止めました。
これは、下のブロック図に示す、ダイヤルをくるくる回した時の107MHz付近の信号の動きです。極端に信号が大きくなったり小さくなったりしてますね。この小さくなった時に、上位ループのロックはずれが発生し、受信不能となるのです。
もう少し追ったところ・・・TTL、SN7490で100分周して127kHz~146.98kHzという低い周波数とSN16913でMIXしているんです。この127kHz~146.98kHzが下位のループ。これと10MHz近辺をMIXして、10.182MHz ~10.202MHzを作り、不要なスプリアスを中心周波数10.19MHzのセラミックフィルターを通してカットしてするといった複雑な回路。この回路において、セラミックフィルターが不良で中心周波数が動いてしまって信号が通過せず、あのような挙動をするってことでした。
青い部品がセラミックフィルター・・・さて、どうしようか???
| 固定リンク
「無線機修理/リストア」カテゴリの記事
- Collins KWM-2A の修理とTwitterでのプチバズリ(2023.04.30)
- 1400円で落札した不動のTS-700で遊ぶ(10)(2022.01.21)
- 1400円で落札した不動のTS-700で遊ぶ(9)(2022.01.10)
- 1400円で落札した不動のTS-700で遊ぶ(8)(2022.01.05)
- 1400円で落札した不動のTS-700で遊ぶ(7)(2022.01.01)
コメント
無線機の修理がDRIさんの真骨頂。
推理小説の様に謎解きをしながら動作させ、ハッピーエンド。
たまりませんネェー。
続き楽しみにしています。
又 コメントが増えますネ。
投稿: JE3KAM | 2013年3月26日 (火) 13時53分
KAMさん、残念ながらHappy Endには、なりませんでした。世の中そないに甘いもんやおまへん。カネが絡むと。
投稿: JF3DRI | 2013年3月29日 (金) 23時17分
TS780のservice manual signal controle Line common DC LINE でPLL回路コネクター30のULBが電圧が5Vのところほとんどゼロです、PLBでは8.01V程度あります。色々(Q11の取換え)等やってみましたが、治りません。参考のご意見ありましたら、ご指導お願いいたします。送受信とも全くできません。宜しくお願いいたします。
投稿: cage3 | 2014年9月15日 (月) 16時51分
個別対応はやっておりません。あしからずご了解願います。
投稿: JF3DRI | 2014年9月15日 (月) 23時06分