FT-401Dのリストア・・・(1)
埃も無く、真空管のほとんどが新品に交換してあるようで品位は高いものでした。1971年発売ってことなのでTS-520なんかより古いですね。安く落札でき、そして電源が入ったのでラッキーと思っていたのもつかの間・・・
ブチブチと雑音が入り、弱いながも受信できていたのですが、1時間程すると突然トランスがブーンとうなって、ヒューズが飛んだ。電解コンデンサがショートしたのかと思いつつ調べたらブリッジ接続してある電源整流ダイオードの一辺がショートしていた。既に4本を交換した形跡があって過去にも飛んだ模様。8本全部を 1N4007 (1000V, 1A) に交換したところ電源が入るようになりました。(写真左)
でもまだ何かおかしい・・・注意深く目視したところ、ドライバ管の12BY7Aが受信しているにもかかわらず、赤熱している。また、背面ではファイナル管 6JS6C のスクリーングリッドに入っている抵抗が焼けている・・・
(つづく)
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コメント
懐かしい機械ですねぇ。私が買えたのだから多分一番安かったのでは?
どんな展開になるのか楽しみです。
投稿: JA3GN | 2012年12月15日 (土) 16時42分
一部を除いて全て真空管っていうSSB無線機はコレが初めての修理となります。私がHFに開局した時代はTS-520あたりなので、価格的にどんなものであったのかは良くわかりません・・・
ファイナル管が6KD6x2で入力560WというFTDX-401というモデルなど、いろいろと変遷してきたようですね。
投稿: JF3DRI | 2012年12月16日 (日) 00時33分
手元にある広告資料では、FT401D/99800円、FT101/138000円。Hi ちなみに同じ資料に掲載されているICOMはVHF/UHFオンリー、
トリオも負けじとVHF/UHFに傾注しています。
ICOMはともかくトリオにはSSBの機械があったはずですが・・・。PSNによるSSB機なんてのもありましたしねぇ。
発売の順番がどうだったか記憶はありませんですが懐かしいです。
投稿: JA3GN | 2012年12月16日 (日) 08時34分
しかし・・・GNさんはありとあらゆる無線機を使ってこられたようですね、さすがです^^
トリオのSSB初代はTX388/JR300だったのではなかったでしょうか?YAESUさんは参画当初からSSBですね。AM機が無い・・・
投稿: JF3DRI | 2012年12月16日 (日) 12時56分
そうですね。八重洲にAM機は無かったですね。私もAM時代は送信機は自作、受信機は米軍ジャンクか自作という組み合わせでした。
SSB時代になってメーカー製を買うようになりましたが、思い出すままに拾ってみるとHFでは(受信機は別にして)
トリオ:TS820/TS830/TS870/TS940/TS950SD
八重洲:FT401/FT501/FT1000MP-MKV/FT1021
ICOM :IC731/760PRO/775DX2/IC780/765PRO2/IC7800
JRC :JST125
VHF/UHFでは
IC351/IC1271/IC551/C88/IC2500/FDAM3
リニアでは
TL-922/2100Z/ICPW1
これくらいでしょうね。多いといえば多いかもしれません。長く使ったのはFT501、IC780、IC7800でした。
投稿: JA3GN | 2012年12月17日 (月) 09時03分
こんばんは。
何度か拝見させていています。
難しいことばかりなので、僕には理解不能のところは多いですが・・・。
参考にさせて頂いています。
ということで・・足跡代わりのコメントで恐縮ですが・・。
今後とも、よろしくお願いいたします。
投稿: Kono Yukichi | 2015年9月 9日 (水) 03時24分