うす汚れたTS-520S修理・・・(2)
ダイオードスイッチを疑ったのですが問題なし。じゃ、フィルターそのものか? 取り外して SSG で -20dBm を入れて通過ロスを測定してみた。 (インピーダンス50Ωなので無理やりだけど・・・)
結果は -47dBm ・・・ってことは -27dB もロスしてる。いくら無理やりでもロスりすぎ。このCWフィルター自体が不良です。
特性を取ってみた。フィルターとしては動作しているのだけど・・・
残念ながら交換以外、打つ手はありません。
おかしな事に、TUNモードだと何も受信しないことを発見。ただ、Sメータは振っている。ピンと来たのがキャリア発振。
TUNではCWモードの水晶を送信時に使う設定になっており、フィルターのど真ん中である、3.395.0MHzを発振するハズなのですが、発振しません。
CW受信時は発振するのでトリマーを回してみたのですが3.395.0MHzに追い込むことができず、発振停止してしまいます。
結局は悪名高き 2SC460 劣化が原因でした。発振コイルのコアも触りまくってあって・・・。
(まだまだ続く)
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コメント
始めまして、楽しくWEB拝見させて頂いております。本年4月から毎日日曜日と言う身分に変わり
無線の虫が頭を持ち上げてきました。現在TS-520V
の修理調整をしておりSSGでは十分な感度が見込めますが実際には強い局以外は受信できませんが、先日RFアンプのQ3(3SK35)を指を触った際に受信感度戻り、FETから指を離すと感度低下する。現象に出会いました。RF基板が悪いのか頭を悩まして
おり、OMのご意見を拝聴いたしたくメール差し上げる次第です。宜しくご指南頂けますようお願い
申し上げます。
投稿: 椎原清寿 | 2012年10月22日 (月) 23時19分
椎原さま
よく解らない症状ですね。TS-520には3SK35が他にも使ってあり、ソケットなので他のと入れ替えて見ればいかがでしょうか?
後は、各電圧をチェックするぐらいしか思いつかないです。
投稿: JF3DRI | 2012年10月23日 (火) 21時17分