退院お見送りとKX3
昨日、TS-120V, EL-06Bの退院およびTS-520Sの新たな入院で4名さまがご来宅され、当ラボにてMiniミーティングを実施。
その際に、TS-520Sのオーナである某氏がKX3を持参されたので、皆でわいわい言いながらテスト。アーキテクチャーがSDRであるせいか、これまでの受信機とは全く異なる感覚でした。
50Hzまで絞っても全くリンキングを感じず、200Hz上でS=9+20dBの信号を別リグ(KD1JV Tribander)でかぶせてみたけど、全く問題なしに完全に分離できた。
弱い信号もワッチしてみた・・・確かに、QSBの谷で完全に消えうせてしまうDSP機独特のキライはあるけど、ぎりぎり信号を切ってしまうスレッショルドは問題なく頭脳で補完できるレベルでした。
SN比はダイレクトコンバージョン(直接I/Q復調)であるためか非常に良く静か・・
この機種、QRPのイメージがあるけど、ローバンダーの各位にとっては一考の余地があると思う。先般DRラボ技術ミーティングやった受信機いじめテスト、ダントツな結果となりそうです。
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コメント
Sherwoodのデータでもいい線行っているのが窺えますね.
BPF潜ったあとはミキサ一段(FST3257)の前後にアンプ/ATTがあるぐらいであとはADコンバータですよね.
こんなんでこういうラジオが出来るんですねえ.欲すい.
投稿: Yamada | 2012年10月 1日 (月) 14時49分
局発に使ってあるシリコンラボのSi570ってのがミソのようです。これってDDSでもなく、単なるプログラマブルな水晶発振モジュールですが5GHzと高い周波数を分周しているんですよね。I2Cで周波数をコントロールできるってのも。
投稿: JF3DRI | 2012年10月 1日 (月) 21時44分
この手のモジュールってフェーズノイズやジッタが大丈夫かいな?と思ってたんですがすんごい優秀ですよね.
うちのラジオなんかはノイズで変調された信号を聞いてるんだろうなーと思い,しみじみしてしまいます.
投稿: Yamada | 2012年10月 2日 (火) 17時34分
やっぱりいい無線機ですよね。ほすぃ。
投稿: JH8XVH | 2012年10月 8日 (月) 00時22分
あくまでもポータブル機で操作性に疑問がありますが、これまでとは違った感覚のする無線機であることは間違いなさそうです。
投稿: JF3DRI | 2012年10月 8日 (月) 22時03分