イタリア製リニアアンプの修理(2)
石を取り外そうとしたのですが、ハンダ吸い上げ電線が効かない・・・それにハンダが溶けにくい。。。。
むむむ、原因は「鉛フリーはんだ」でした。そこで、ハンダ吸取器 (HOZAN ソルキューH-959) と鉛フリー対応ハンダ吸い上げ電線を急遽、仕入れました。
かなり苦労して取り外しに成功。4つのトランジスタのうち、ひとつがオープンモードで故障してました。一般的には、ショートするのですが、電圧計で測定しても解からない訳です。
取りつけ、そして組み立てまで完了。バイアスのMods VRを付けてアイドリング電流が1.3Aになるように と指示されています。とりあえず、現状でのアイドリング電流を測定したところ・・・
1A ⇒ 1.2A ⇒ 1.5A ⇒ 2A 時間と共にどんどん増えて5A近くまで・・・「電流暴走だ、こりゃ、やばい」とOFF。
部品配置を良く見ると、温度検出ダイオードがトランジスタに密着しておらず、別のところに付いている、これでは暴走して当たり前。
しかし、交換前は、なぜ暴走しなかったのかしら? 基本中の基本が守られていない気がしてなりません。
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コメント
ご苦労様です。修理も大変ですねぇ。ところで鉛フリー半田用の吸い取り電線て今までのと何がどう違うんですか?教えて下さい。
半田の融点が高いのは知ってるんですが・・・。
投稿: JA3GN | 2012年7月29日 (日) 08時03分
山崎さん
おはようございます。購入した吸い取り線はホーザンのこちらで、下の方に「吸い取るまでの時間」というグラフが書いてありますが、なぜこれが鉛フリーに有効なのか、どんな成分を含んでいるのかは不明です。感覚的には、フラックスが異なるようですが・・・
PBフリーはんだは、光沢が無く、脆くて割れやすいので、アマチュア用としては使いたくないです。
投稿: JF3DRI | 2012年7月29日 (日) 09時59分