FT-757GXⅡ修理・・・(2)
ひとつ、不良部品を発見、交換することでパワーは出たのですが14MHzが最大で60W, その他のバンドが10~40Wと大きなばらつきがあり、yamada_radio_clinicさんところでの症例があったように、1発では完治せず、多臓器不全があるようです。
(下記のつづきは発見したところね。)
左に見えるコアにワンターンコイルを付け、スペアナにインプットしてみると、目的信号が検出。なので、それ以降のステージ、放熱器が付いたドライバー段が怪しいことに目をつけました。1枚基板になっており、上からテスターを当てるところもありません。で、どうしたか・・・抵抗のリード線に付いている塗料を少し剥がして導通を得て、電圧を測定してみたところ、ドライバー段 2N4427 に電圧が掛かっていません。
トランジスター自体を疑ったのですが、全く電圧が来ておらず、デカップリング用のマイクロインダクターが断線しているのを発見しました。ピンポイントで、不良部品を見つけるのは、難しいですね。全部交換するのが手っ取り早い。でも、それだと真因が不明に・・・。
左が断線した1mHのマイクロインダクター。外観からは、全く判断できません。断線した要因は?
右が手持ちにあったものです。中古品ですけど。
Yamadaさんとこの経験の通り、盛りだくさん付いているSWダイオードが怪しい気がします。
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