IC-4KL修理・・・(9)キロワット達成!
大電流が流れる部分、結局はこういう処理としました。線材は、もともと使っていたものを利用しています。
最終的な配線は、こんなぐあい。DC-DCコンの配線を延長するのがずいぶんと面倒でしたけど。
元の電源に付いていたラインフィルターも装備。右上にあるのは、40Vからファン用の24Vに落とす抵抗です。
テストセッティング風景。40V、40A (1,600W入力) で1,000Wを出力。電圧計の針一つ落ちる程度で、レギュレーションは抜群です。ちなみに、1,300W程度までは楽々出ました、恐ろしや。
長時間のテストは、行ってませんが、このSW電源は殆ど熱を持たず、変換効率が優れているようです。
(キロワット連続テストは、ダミーロードが持たないので出来ない^^)
あとは、組み立てと総合テストで、長丁場だったこの修理も終わりとなります。
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コメント
おー,すばらしい
オリジナルよりもFBなアンプになったのでは?Hi
投稿: Yamada | 2012年2月13日 (月) 23時16分
ぱちぱち!(盛大な拍手のつもり) おめでとうございます。
投稿: JA2HVW 水島 | 2012年2月13日 (月) 23時37分
お疲れさま~ ここらで一息ですか!
投稿: jf3ipr | 2012年2月14日 (火) 00時25分
PW-1よりも効率η良さそうですね。
投稿: jf3lop | 2012年2月14日 (火) 00時28分
修理依頼のメールが・・・・・殺到!!!
ご用心あそばせ。
投稿: JA3GN | 2012年2月14日 (火) 06時20分
すばらしいですね.
電源の銅線や接合部,圧着端子,ネジなどは発熱しないでしょうか.
投稿: JE1SGH | 2012年2月14日 (火) 07時45分
各位さま、コメントありがとうございます。
Yamadaさん
まず、大雪で長期間に渡り大変な事になっていることをお見舞い申し上げます。ただただお気の毒だと見ているだけでYamadaさんのブログへコメントすら書けません。
調達した電源は、かなりのスグレモノで、スイッチON時、部屋の明かりが一瞬暗くなるような突入電流もなく、もちろん各種安全規格/不要輻射規格を満足していると共に、各種のプロテクション(過電流、異常温度)も対応しているので、RF側がトラブっても壊れることはなさそうです。スペシャルIC-4KLに生まれ変わりました。
JA2HVW水島さん
鉄板の穴あけ等、苦労しましたがうまく動作すると楽しいです。
JF3IPRさん
ちょっと休憩しましょうか・・・お待ちの患者さん、あと5名いらっしゃるんですが^^
JF3LOPさん
測定したのは、ATUスルー状態、ATUを入れると5~10%は落ちますが、高効率で動作しているようです。
JA3GNさん
いゃ~、これは「修理」じゃなくて「改良」。Modsとの言葉で使われているModificationsなので安易に引き受けることはご遠慮させていただくようにします^^ 当分の間「ヘビーブーツ」と呼ばれるブツは触りたくないです^^
JE1SGHさん
端子や接続部分の発熱は動作直後に手で触ったところ全く感じなかったですが、テストしてみます。圧着端子の接続部分はシロッコファンからの風を十分に受けるところなので、焼損には至らないハズですが・・・。
ちなみに、元々使ってあった線材は5.5sqのKIV線で、許容電流49A(at 30℃)となってました。
投稿: JF3DRI | 2012年2月14日 (火) 21時49分