TS-790S修理・・・(1)430MHz NG
パワーが出ない原因とおぼしき部分はスグに解かりました。中央にある黒く焦げたなにやら・・・。
この機種は、アンテナの送受切り替えにリレーではなく、PINダイオードによるダイオードスイッチが採用されています。原理は、右図の通りで、PINダイオードに直流電流を通すことでONするというものです。PINダイオードは、高周波に対して鈍感なのでこういうことができるのです。
で、焼損していたのは、UM9401という最大100Wを通過できるというPIN Di 。
非常に入手しにくい部品なのですが、九州のある部品専門店で、なんとか探し出し、購入しました。ハナクソほどの小さいものです。
交換することで、正常にパワーが出てきました。
メデタシメデタシといきたいところですが、続きがあります。
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コメント
う~ん ビニール線も溶けて芯線が見えてます。凄い熱だったんでしょうね。(爆)
投稿: JA3GN | 2012年1月19日 (木) 04時09分
赤いリード線が溶けているのは、最初からで半田ゴテが接触したんじゃないかと見ています。全オーナーが何か触ろうとしたのか??? です。
ダイオード取替え後の写真を良く見ると、パワーモジュールのモールドに溶けた跡がぁ・・・これは、まさしくワタシのチョンボです^^
投稿: JF3DRI | 2012年1月19日 (木) 20時24分