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2012年1月18日 (水)

TS-790S修理・・・(1)430MHz NG

Ts790  IC-4KLの電源手配に時間が掛かるため、待合室でお待ちだった次の患者さん TS-790S を先に診ることとしました。といっても、これ当局のもの^^
  430MHzのパワーが出ない故障品です。


Ts790_01

パワーが出ない原因とおぼしき部分はスグに解かりました。中央にある黒く焦げたなにやら・・・。


Ts790_02

 この機種は、アンテナの送受切り替えにリレーではなく、PINダイオードによるダイオードスイッチが採用されています。原理は、右図の通りで、PINダイオードに直流電流を通すことでONするというものです。PINダイオードは、高周波に対して鈍感なのでこういうことができるのです。
 で、焼損していたのは、UM9401という最大100Wを通過できるというPIN Di 。


Ts790_06

  非常に入手しにくい部品なのですが、九州のある部品専門店で、なんとか探し出し、購入しました。ハナクソほどの小さいものです。


Ts790_07

 交換することで、正常にパワーが出てきました。

メデタシメデタシといきたいところですが、続きがあります。

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無線機修理/リストア」カテゴリの記事

コメント

う~ん ビニール線も溶けて芯線が見えてます。凄い熱だったんでしょうね。(爆)

投稿: JA3GN | 2012年1月19日 (木) 04時09分

赤いリード線が溶けているのは、最初からで半田ゴテが接触したんじゃないかと見ています。全オーナーが何か触ろうとしたのか??? です。

ダイオード取替え後の写真を良く見ると、パワーモジュールのモールドに溶けた跡がぁ・・・これは、まさしくワタシのチョンボです^^

投稿: JF3DRI | 2012年1月19日 (木) 20時24分

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