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2011年5月 5日 (木)

デリカのディップメーター(その1)

Dip_1

 店じまいした三田無線研究所(DELICA)のディップメーターWB-200を入手。自作のディップメーターがあるのですが、この機種、いかにも測定器というデザインが気に入っており、機会があれば入手したいなぁと思ってました。
まずは、概要と自作機との比較から・・・・


Dip_2  7本のコイルを交換することで、0.4MHz~200MHzをカバーする仕様となっています。これだけ広い範囲をどうやって、カバーしているのか・・・手にとってみて、スグに解りました。カラクリは次回に。


Dip_4_2

 恐れ多くも自作機(右側)と並べてみた。同調回路に近づけて性能を比較したところの結果は下記。

【良いところ】
・ディップ点が深い。自作機と比べ物にならない
 ほど、良くわかる。
・距離を離ししても、ディップがわかる高感度。
・驚くべき周波数が正確。
 (ここまでは必要ないのですが・・・)
・周波数カバー範囲が広い。自作機は1MHz
~145MHz


【悪いところ】
・重い。鉄製の重鎮なケースだからか。
・発振レベル調整のVR操作性はイマイチ。自作機の方は、右側にVRを取り付け
 ているので操作しやすい。
・ダイヤルが小さくて回しにくい。大まかなディップ点を求めるに微妙な操作が要。
・カーソル小さく邪魔して周波数が読み取りにくい。自作機の方がカーソルを通して
 周波数はよみやすい。
・電池の交換に14本のビスを外す必要があり、大変めんどう。
・パイロットランプが無いので、消し忘れによる電池消耗が懸念。


Dip_5 

 コイルのクローズアップ。低い周波数では、ハニカム巻きになっているが、これは自作では対応が難しいです。

次回は、これの中身を紹介したいと思います。

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コメント

OM,いい物を手に入れましたね。その昔デリカのディップメータの周波数確度をスペアナで見たことがありますが、メータの針が赤線上にあれば読み取り誤差以内の精度があります。これには正直驚きました。これなら一生ものと思いLF用とHF~VHF用のケース入り2台セットを大枚はたいて購入しました。ン十年前のことですが、いまだに我が家の宝ものです。

投稿: JA2HVW 水島 | 2011年5月 6日 (金) 21時09分

水島さん、DELICAのディップメータはいろんなバージョンがあり「プロ用」と題するものも、同梱されていた説明書に記載がありました。
単なる発振器にすぎない回路ですが、長年の経験で研ぎ澄まされているというか絶妙な製品であることは間違いないようですね。

投稿: JF3DRI | 2011年5月 7日 (土) 09時20分

古い記事にコメントしてすみません。
電池交換ですが、底面のゴム足で赤い印のあるネジを2本外せば、電池ボックスが下に出てきませんか。
ネジはドライバーで強く締め付けていなければ、ゴム足を指で回すと外せます。
WB-200 を検索していて、ここへたどり着きました。

投稿: JR1KDA / 岩崎 | 2019年3月17日 (日) 09時53分

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