開局当初へ(50MHz AMへの復帰)(その2)
全体像は、こんな感じ。電源は別なので、引く必要があり、コネクター(300~500V耐圧もの)をどうするか、悩んだのですが、結局のところUSコネクタを使った「豚のしっぽ」方式としました。耐圧が高くて多ピンのコネクタは、なかなかよい物がなく、入手困難です。
レトロなマイク・・・いいでしょう!! 東芝のテープレコーダに付いていた古いものです。
はらわた (配線) の様子です。手持ちジャンク部品をフルに活用して間に合わせました。回路は、PK分割による位相反転、いわゆるアルテック型。なんせ簡単なので。
配線はRFのような最短接地ばかり頭に浮かび「いやちがう」と納得させながら、特にアース配線は気をつけました。(1点アースね) 時としてハム音の嵐となるんでね。おかげで、ええかげんな配線ですが、ハム音は皆無に仕上げることができました。
ただし、一つ問題があります。それは、例の電源部ですが、195Vを倍電圧しているので、450Vと225Vが出てくるようになっているのです。6V6は、300V程度で働かせなければ10W出てこないので、450Vでは規格オーバー、225Vでは出力不足になります。さて、どうしようか??
おまけで、部屋を暗くして撮影。ちゃんと管面グローが出ていました。きれいでしょ・・・。
| 固定リンク
「アマチュア無線」カテゴリの記事
- 自作に適したファイナル DRI方式 SOT89 ⇒ TO220 変換(2024.04.18)
- 7バンドWASが完成しました(2023.12.28)
- 2000円台で買える中華製ハンディ機を広帯域受信機に(2023.12.27)
- 2000円台で買える中華製ハンディ機のスプリアス特性(2023.12.14)
- 数年ぶりに和文電信を叩いてみる(2023.03.03)
「50MHz AM」カテゴリの記事
- TX-88A+VFO-1による50MHzAM結果(2012.11.26)
- VFO-1の怪(?)(2012.11.25)
- 変調トランスを変えてみた(2012.11.24)
- 変調トランス入手(2011.09.09)
- 開局当初へ(50MHz AMへの復帰)(完:配線図)(2011.04.10)
コメント
おぉぉ、素晴らしいではありませんか! これ、確かに見たことがあるのですが、どうやって我が家にやってきて、どうやって引き取っていただいたのか全く記憶にないんです。多分オーディオに使えないからとお願いしたんだと思うのですが…かなり古い物のはずですがタマとトランスが生きていたのですね。いやいや素晴らしいです。
投稿: JI3KDH | 2011年3月21日 (月) 23時29分
私の好みとしては、音楽を聴くときは静かな方がいいですが、お空ではごく僅かの120hzが背景に聞こえると いかにもハイパワーらしく聞こえて好みでした。Hi (100Wなんて夢でしたから) もっともハイシング変調+高圧カーボンマイクなんて組み合わせでは音をうんぬんする以前のレベルでしたけどね。(両方とも知らない人ばかりかな?)
目下 休養(単なる怠惰現象)中ですが4月上旬には6m復帰を果たす予定です。お手柔らかに願います。
投稿: JA3GN | 2011年3月22日 (火) 06時26分
管面グロー、素晴らしく綺麗ですね。このようなショットをQSLカードに使いたいです。
昨年はあまりEスポが発生しなかったので、50MHzのAMはほとんどQSOできませんでした。今年は一杯開けて欲しいものですね。そのころには、世の中少し落ち着いてるとよいのですが・・
投稿: JK1NMJ@斉藤 | 2011年3月22日 (火) 21時00分
JI3KDH杉山さん
やっと有効活用する場面となりました。トランス、タマ、(シャーシもですが)は生きていました。ブロックコンデンサは容量抜けでダメ。出力トランスのインピーダンスが16Ω、300Ω、600Ωとなっているので、構内放送用か何かのアンプであることは間違いなさそうです。
JA3GN さん
AMのハイパワーは難しいですね。100Wでもピークは400Wになるので、まさに500Wリニアアンプの感覚で望まなければなりません。ハイシング変調、少しだけ実験したことがありますが、深い変調を得るのが難しかったです。RF終段管のプレート回路にRとCをパラにしたものを入れて、AF成分のみを良く通すようにしたりとかも・・・。
50MHzDX は、FK, YB, 9M6, DU, VKあたりが良く聞こえましたが、まだF2層で反射してくるには至らないようです。5月末ぐらいから例の伝播が始まるので、そのあたりまで十分充電してくださいませ。
投稿: JF3DRI | 2011年3月22日 (火) 22時54分
JK1NMJ斉藤さん
地震の被害は無かったのでしょうか? Twitterでいつもコンタクトしている茅ヶ崎の方、人的被害は無かったものの無線機、測定器、本がシャックに散乱して大変だったようです。また、余震が非常に多いので「地震酔い」などの症状はありませんか??
真空管のグロー、普通のゲッター付きの出力管だとたいてい発光するので、EL34Bのアンプを暗い部屋で写真を撮れば確認できるのではと思います。
投稿: JF3DRI | 2011年3月22日 (火) 23時01分
はい、完璧に「地震酔い」状態です。一日に10数回地震がきたような感覚になります。が、半分程度は偽者(勘違い)です。
ただ、本物の余震も多く、早く収束してほしいです。
シャックですが、幸い大して散らかりませんでした。マンションの外壁等に多少ひびが入った程度で、不幸中の幸いでした。
EL34Bは今度確認してみます。
投稿: JK1NMJ@斉藤 | 2011年3月23日 (水) 20時17分
抵抗とコンデンサの並列、ご存知でしたか。西村さんも稀少絶滅危惧生物群に属する方のようですね。Hi
昔々、955の超再生とエミ減の2E26で、延々と駄弁りました。懐かしい思い出です。
投稿: JA3GN | 2011年3月24日 (木) 06時11分
JK1NMJ斉藤さん
やはり「地震酔い」の症状が出ているのですね。あれだけ(まだ続いていますが)余震が多かったら、そうなるとお察し致します。
単一乾電池、それに今度はペットボトルの水も入手困難になっているのでは?? こっちでも同じく売り切れとなりました。
投稿: JF3DRI | 2011年3月24日 (木) 21時47分
JA3GN山崎さん、なるほど「稀少絶滅危惧生物群」なのかも・・・。ただし、開局当時にはHF帯のAMは駆逐されてモガモガ電波になってましたので、知っているのは50MHzだけの世界です。
超再生受信機は、開局する前に自作して50MHzローカル局ラグチューをワッチしておりました。選択度はひじょ~に悪かったけど感度は抜群でした。ただし、エーコン管の955じゃなくて石ころを使ってでしたけど。
投稿: JF3DRI | 2011年3月24日 (木) 21時55分
ハイシング変調 カーボンマイク知っています
どちらもやりました。 @NAHA
投稿: Vic | 2011年4月 3日 (日) 00時45分