マッチドペアを探す
一番良いのは、正式にSg電圧を印加し、Cg電圧を変化させてプレート電流IPを測定するのが良いのですが、現実的に無理なので、Ep=1,600V に固定、すなわち「ベタコンGG」とし、Sg, Cg電圧(SgとCgを接続)を0V~+20Vまで変化させてIPを読むこととしました。
結果は下表の通り。IPの単位はmAです。
これをグラフにしたもの。
思ったより、メーカーや型番が異なっていても特性が揃っていました。3-500Zなんぞ、もっとヒドイばらつきでした。(データは残っていないけど・・・)
これまでは、①②と⑦⑧とをペアで使っていました。ひどくは無かったですが、片焼けが起こってました。測定結果からすると①と③がペアとして使えそう。でも、形状が異なるのでパス。じゃ、④と⑦だったらいけそう。
⑤と⑥、頂いたEimac勢は、少し違うがなんとか使えると言ったレベルです。
※実際に使った結果は、もう一度次回に・・・。はよせっちゅ~に。
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コメント
前に写真でお見せした829Bのアンプですが、あれをグリッドが流れるまで押すと60Wくらいでます。
その時に左右のプレートの色が違います。
あれが片焼けなんでしょうか。
こわいので、すぐに入力を下げますが。
#もちろん定格をオーバした使い方です。
やっぱりガラス球はええですね。
投稿: JF3LOP | 2010年11月21日 (日) 22時55分
次の機会に我が家にあるのも持参しますのでよろしくです。
投稿: JI3KDH/3 | 2010年11月22日 (月) 17時46分
829Bは2個イチだし、内部で電極が接続されており、どうしようもないですね。パラレルでも同じなのですが、PPの場合リニアリティとか、高調波とかにも影響してくると思われます。
「片焼け」、ちょっと別の意で1つの真空管であっても、プレートの片側だけ赤熱する、要するに機械的精度が悪いような場合を指すときがあります。3-500Zにこういうの(プレートの中心からFやG1がズレている)がありました。
投稿: JF3DRI | 2010年11月22日 (月) 23時07分
829BはTV-7などで測るとgmがアンバランスな事が多かったですね。
投稿: JA8JPO | 2017年7月 2日 (日) 07時49分