テレビアンテナの建替え
「錆びるのはイヤだ」ってことで、何か良いものは無いかとホームセンターを物色していたら4m長の「ステンレス製の物干し竿」が目に留まり、これをマストとすることにしました。TVアンテナ専用φ25mmマストの価格(3.6m)と殆ど変わらなく安いです。
ただ、4mの長さは自分のクルマで持ち帰ること、できないので、ホームセンターの軽トラを借用してであります。洗濯用の物干し竿も、かなり年期が入っていたので、この際併せて交換となりました。
安い同軸ケーブル・・・と物色したところ、マイナーなメーカーですがS-5C-FBが100mが安価 (送料込みで4,000円弱) で販売されていたので、注文しました。100mも必要無いのですが、切り売りの方がかえって高かったり・・・。 ムセンで使う50Ω系と比較すると、大変安いですねぇ~。
途中の写真を撮り忘れで、完成後になってしまいますが、こんな感じです。地デジアンテナは、DXアンテナの20素子、これもネットで購入(3,000円以下と安い)。直後に2分配、その後屋内で4分配しています。地デジは、VHFが無いのでスッキリしたもんです。
下に付いている赤いもの・・・親父からFM放送を録音するので・・・とリクエストがあり、撤去したVHFアンテナの給電部のみを取り付け、独立して同軸を引いたものです。FM帯は周波数が低すぎるのですがこれでもノイズ無しで良好にFM放送が受信できました。
マストの一番上に付いているものは何??? コレがミソなんです。
ちなみに、向こう側にあるのは、10/18/24MHzのトライバンドGP(ミニマルチ製)
これ、7MHz傾斜ダイポールの給電部です。滑車とステンレスワイヤーを使って、上げ下ろしできるようにしてあります。同軸を巻いてあるのは、気休め程度のソーターバラン。
傾斜ダイポールの片側は、タワーに向けて引っ張ってあります。ただし、この形だと、調整してもSWRは1.6以下に落ちてくれません。下向きに引いて逆Vにすれば、SWRは完璧に落ちるのですが、この方がDXに対して良く飛ぶようです。
肝心の地デジの方ですが、テレビのレベル計が90以上(ほぼフルスケ)となり、目に見えて受信レベルアップとなりました。 (ワタシは、殆どテレビ見ないのですが・・・。)
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コメント
とうとう、地デジ化されましたね。うちのほうは、3年前に梅田あたりにデカイビルが建ったので地域全域ケーブルTvになりそのついでにディジタルも供給されました。よってアンテナはありません。そういう意味でもTVIの心配もかなり減ったのですが、アンプIがこわいです。
そうそう、もう足のほうは大丈夫なのでしょうか。
忘年会!しましょか。お渡しするものもありますので。
投稿: JF3LOP | 2010年11月14日 (日) 23時04分
うちは地デジ化でマルチパスゴーストが起こらなくなるからって、ビル陰共聴アンテナを撤去すると市から一方的に言われました。ビルは市営住宅。
説明会はありましたが、某アンテナメーカーの技術者が同席して、問題ないと・・。地デジ復調の仕組みに詳しくないので分かりませんが、電界強度実測データだけで断言できるんでしょうかね?
こちらではありませんでしたが、ググるとケーブルテレビ会社の人まで同席して、自前でアンテナ上げる代わりにケーブル加入はどないでっかというケースもあるんだとか。
うちは自前でアンテナを建てましたが、町内のお年寄り世帯はまだアンテナがない家が目立ちます。これからアンテナ工事詐欺が頻発しそうですよね。
投稿: jp3pzd | 2010年11月15日 (月) 01時15分
LOPさん、まいどです。
全てのTVを地デジ対応に買い換えた訳ではなく「地デジチューナ」が安くなった(安いのなら3000円台)ので、アナログTVに付加して見ているものもあります。パススルー方式のCATVも普及してきたようなので、TVアンテナの需要って減ってきているのでしょうかねぇ。
足のケガですが、このようにアンテナ工事ができるまで回復しました。1ヶ月間、あの状態だったので「腱」が固まってしまい、足の指を曲げると痛みと腫れが起こり、ただ今リハビリ中です。痛くとも、曲げなきゃいかんようで、アンテナ工事は良いリハビリになりました。Hi 元に戻るか解らないと医者から脅され、甘く見すぎていたようです。(あまりに長引くので医者を変えました。)
そうですね。例の場所で忘年会(年忘れミーティングですかね)の計画をしないと。
投稿: JF3DRI | 2010年11月15日 (月) 21時31分
JP3PZDさん、お久しぶりです。
地デジは、5617本のマルチキャリアをQPSKとかQAMで変調したものを束にしたOFDMであり、ガードインターバルがあるので基本的にはマルチパスは発生しないしくみになっています。(仕事で少しやってました)ただ、デジタル特有の信号レベルが落ちてくるとエラー訂正が外れ、突然映らなくなるためアナログでの「ざらざら画面でも見える」って事が無くなり要注意です。
「共聴アンテナを撤去」・・なぜ撤去なんでしょうかねぇ。撤去するにも、費用が掛かることだしそのままにしておいても何ら問題ないハズと思われますが。
地デジ化に伴った詐欺まがいの事件は増えるでしようね。
投稿: JF3DRI | 2010年11月15日 (月) 21時32分
一方的に説明されても、実際に放送波を受信した評価データと、BER(ビットエラーレート)の測定結果も添付しないと、電界強度だけでYESかNOかを決め込むのはちょっと納得しがたいですね。
原理的には、スぺクトラムの一部が少し欠損しても復元できるようにデータ配列をバラバラにして伝送しているようです。(綺麗なOFDMのスペクトラムを見たら台形ですね)
ウチのマンションは先日、近隣の地デジ対策工事が終わりました。ビル陰再送信での地デジ可はかなり遅れているようです。そのためなのか?工事奨励の補助金制度もあります。ウチのマンションでは工事費用の半額が補助されましたので、ウン百万円の経費が助かりました。
投稿: jo3jye/3 | 2010年11月17日 (水) 07時14分
BERの議論までいくと、受信機に使われているチューナの性能(NFや、局発のフェーズノイズ)更にはOFDM復調LSIの性能までに至ってしまうので評価は難しいです。
>データ配列をバラバラにして伝送
インターリーブですね。
一方、送信側では5000本ものキャリアがある信号を歪まないように増幅するためにはIMD特性が-50dBとか必要になってくる。普通だったら、じゃんじゃん電流を流す効率の悪いA級アンプしか実現不能ですが、プリディストーションというある種のイコライザーのようなものを使って実現していますね。この技法をアマチュア用のリニアアンプにも応用できないものかと思っています。
投稿: JF3DRI | 2010年11月17日 (水) 22時09分
マンション管理組合で電界強度測定を行ったときは報告書に電界強度の測定と共に視聴画面写真とBERの値も添付されてました。
あくまでも、良好な範囲を知る指針の一つであって、値自体の良否や復調限界点を細かく議論するのではありません。同じ機種の受信機であっても個体差があるでしょうし。エラーフリーに近いから大丈夫ですよ、的な意味合いです。
投稿: jo3jye/3 | 2010年11月19日 (金) 22時13分