安物カウンターの高精度化
このカウンターの中身は、インターシルの ICM7226A が使われていました。過去に秋月電子で販売されていた8桁周波数カウンターキットに使われていた ICM7216BIPI とほとんど同じ機能のものです。
10MHz の基準水晶は一応3端子レギュレータの発生する熱で安定化させるようになってますが、数PPMは簡単に動いてしまいます。
ICM7226Aのデーターシートをダウンロードしたところ、ちゃんと外部基準入力ピンがあります。
この回路を追加すれば良いこととなります。
上記の回路に直接 8657B からの10MHzを入れてみたのですが、レベルが低くてうまく動作してくれません。Twitterでツイートしたところ、74HCU04 などでバッファーを入れれば良いと回答をもらったのですが、手持ちが無く、写真の通りトランジスター1石を使ったアンプをキタナイ空中配線で組み込み、なんとか動くようになりました。
(74HCU04が手に入れば交換の予定)
これで、10MHzにおいて1Hzの桁まで信用することができるようになりました。
<今後のたくらみ>
巷では、ルビジウム基準とGPS基準がアマチュアでも入手できるようになり、使うのが流行っているようですが、あえて、私は、OCXO に拘ってみたいと考えています。
写真は、入手した水晶では限界精度とおもわれるダブルオーブンタイプ OCXO 。
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