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2010年9月19日 (日)

安物カウンターの高精度化

Count3

 所持している3流メーカーの周波数カウンター、高精度にするため、外部基準発振入力回路を付け加えてみました。
 SSG (HP 8567B)高安定基準(OP.001)が入っており、1 x E-9/dayの精度の10MHz出力があるため、コレを利用しようとするものです。

写真は、12.8MHzのTCXO (TCO-703A) を1Hzの精度まで追い込んで、どれだけ動くかテスト中。

Count1  このカウンターの中身は、インターシルICM7226A が使われていました。過去に秋月電子で販売されていた8桁周波数カウンターキットに使われていた ICM7216BIPI とほとんど同じ機能のものです。
 10MHz の基準水晶は一応3端子レギュレータの発生する熱で安定化させるようになってますが、数PPMは簡単に動いてしまいます。


Count4

 ICM7226Aのデーターシートをダウンロードしたところ、ちゃんと外部基準入力ピンがあります。

 この回路を追加すれば良いこととなります。


Count2

 上記の回路に直接 8657B からの10MHzを入れてみたのですが、レベルが低くてうまく動作してくれません。Twitterでツイートしたところ、74HCU04 などでバッファーを入れれば良いと回答をもらったのですが、手持ちが無く、写真の通りトランジスター1石を使ったアンプをキタナイ空中配線で組み込み、なんとか動くようになりました。
 (74HCU04が手に入れば交換の予定)

これで、10MHzにおいて1Hzの桁まで信用することができるようになりました。


<今後のたくらみ>

Count5_3

 巷では、ルビジウム基準とGPS基準がアマチュアでも入手できるようになり、使うのが流行っているようですが、あえて、私は、OCXO に拘ってみたいと考えています。

写真は、入手した水晶では限界精度とおもわれるダブルオーブンタイプ OCXO 。

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