残っていたBC-604送信機の部品
前記事BC-603の相棒である送信機BC-604も所持していたのですが、あまりにも重くて利用価値が無かったので、廃棄してしまいました。その残骸の紹介です。
配線図は、NJ7P のサーバー の こちら にあり、メタル管の1619(オーディオでも使われていますね)そして、ファイナル管が807の直熱管である 1624 が使われています。これだけの回路で、元発振370~400kHz台の水晶を54逓倍しているのは驚きです。
写真は、残っていた1619, 1624, SANGAMOのメーター、ロータリーリレー。
| 固定リンク
「真空管」カテゴリの記事
- RAYTHEON 6KN6=6KD6ではないかという考察(2023.02.14)
- 昭和30年の5球スーパーレストア(2013.01.07)
- ケノトロン(2012.02.01)
- 4-400Aリニアアンプ動作中!!(2011.10.08)
- 新種の真空管を発掘(2011.01.20)
「古い無線機/軍用機」カテゴリの記事
- 昭和34年製 五球スーパー(2015.04.21)
- TS-820初期型、後期型の違い(2013.09.24)
- 古いラジオの調整・修理本を発掘(2013.01.24)
- 昭和30年の5球スーパーレストア(2013.01.07)
- TX-88A+VFO-1による50MHzAM結果(2012.11.26)
コメント
1619を5本ですか。1×3×3×3×2×1(1624)でしょうね。
なんせCクラスでOKですから、このへんは楽勝というところかも。
1619は南河内の古市にいたとき変調機終段に使ってました。
旧日本軍のFZ064A(807の変形球)も使いましたがすぐにエミ減で駄目になりました。Hi
投稿: JA3GN | 2010年9月 3日 (金) 11時29分
山崎さん、逓倍の件、了解です。配線図には、ダブラーとトリプラーしか明記していなかったのですが、バッファや変調段と思われるところでも逓倍しているんでしょうね。
それと、VFOだとリアクタンス管を使えばFM変調は簡単ですが、周波数の動かない「水晶」にFM変調を掛けるのだから、高次逓倍が必要だったことも解ってきました。
これより少し新しいものですが、軍用機がありますので、いづれ記事に書きたいと思います。
投稿: JF3DRI | 2010年9月 3日 (金) 20時03分