最も古い無線機
当局が所持している最も古い無線機。軍用機であることはわかると思いますが、機種名まで解る方、JA3GNさんぐらいではないでしょうか?
後日、気が向いたら中身を紹介したいと思います。動作するハズなんですが、動作させるだけでも気合が必要な品物であります。
<この軍用機のたねあかし>
BC-603 こちら に詳しくあります。
・Purpose:
FM- receiver, used in WW II in tanks. It has a VFO or 10 fixed frequencies.
It is part of "Radio set SCR-508" or "Radio set SCR-528".
・Frequency range: RX:
20.0 to 27.9 Mc
・Receiver type:
superheterodyne FM
・Type of signal:
voice
・Number of preset : 10 channels
・IF: 2.65Mc
・Tubes: 2 x 6AC7 VT-112
3 x 12SG7 VT-209
2 x 6SL7 VT-229
1 x 6J5 VT-94
1 X 6H6 VT-90
1 x 6V6 VT-107
・Power supply: 12V DM-34-A 24V DM-36-A
・Weight: 35 lbt(16kg)
別途、内部の写真を書きますので・・・。
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コメント
なんかスゴいのが出てきた!!!
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2010年8月31日 (火) 06時14分
昔々のことなので型番は忘れました。おぼろげな記憶によれば・・・・VRC-??かな。
日本橋5丁目の日米電気商会?だったと思いますがの店先に沢山ころがってました。
原発振は400khz台だったかな?赤と黒のプラスチックケースにマウントされた水晶発振で出力は10mバンド前後だったはず。出力はわかりません。
この無線機には興味が無かったので(FMだったし、周波数も高かった)開けてみたことはありません。
ジープか戦車かに搭載されていたように思うんですが、全然 違う器械だったかもですけどね。Hi Hi
保管状態も宜しいようですが、何かの記念日にでも運用してみられては如何ですか?
もっとも24Vのでかいバッテリーが必要だと思いますので本当に 気合 がいりますね。
珍しいものが拝見できました。当方の一番古い無線機はR-4Cです。
投稿: JA3GN | 2010年8月31日 (火) 14時07分
山崎さん、ニアピン賞です。本文に追記しましたが WW2 時代の戦車(Tank)に搭載されたBC-603という受信機です。この相方である送信機BC-604 も所持していたのですが、あまりにも大きくて重い(30kg以上)かったので、主要部品を取って分解廃棄してしまいました。なので、電波を出すことはできません。タイトルに「無線機」と書いたのが少々マズかったかも・・。
おっしゃるとおり、20~27.9MHzのFMなので、目に留まらなかったでしょうね。ベースは24V or 12V電源ですが「ダイナモーター」がありませんので、自作の電源を作って動作させることとなります。
>当方の一番古い無線機はR-4Cです。
あのすごい貫禄あるカップラー BC-306 が一番古いのでは? (無線機じゃないけど)
投稿: JF3DRI | 2010年8月31日 (火) 22時16分
う~ん BCシリーズでしたか。教えて頂いてもピンと来ませんから型番は記憶に無いですね。
送信機の構成と受信機の構成がごっちゃになっているのはご愛嬌というところでしょう。
400khz台の水晶は、この無線機(送信機)に付いていたものだったと思いますがT-11と組み合わせてハーフラティス2段のフィルタを作りSSBもどきの信号を作ったことがあります。
スペアナなんてとんでもない時代ですからテストオシレーターにバンドスプレッドを付けてプロット。点々法でカーブを画いてはがっくりの繰り返しでした。今ではとてもやれません。Hi
それからVRCという表現はWW-II以降の無線機だったですかね。この無線機といっしょに転がっていたBC344Dが欲しかったのですが買えませんでした。
当方で一番古いものは確かにBC-306(603のひっくり返し Hi)ですが、無線機では少し前までBC779がありました。バンドスイッチが駄目になり保守が出来なかったので廃棄しました。
次のお宝はなんでしょう。期待しております。
投稿: JA3GN | 2010年9月 1日 (水) 05時21分
実は、この機械、学生時代のいただきものなんです。公団住宅にお住まいで手狭になったので、処分してくれとの事でした。
BC-604の水晶、調べてみると確かに370kHz~500kHz付近を使用したようですね。これを20MHz近辺に持っていくためには、54逓倍必要で、BC-604の回路を追っても、どうやってそんな高次逓倍を行っているのか不明でした。
もともと、当局は50MHzから開局し、軍用機の出会いは、この無線機をいただいたOMさんでした。そして、当時50MHzのFMで多数の軍用機が“現役”で使われていたのも確かです。ハンディ機のPRC6、PRC77 そしてヒューンとバックで音がして、大変電波が強かったRT-524など。当時としては。メーカー製に無かったトーンスケルチとかがあって機能は一段上でした。だから、短波帯の軍用機は、殆ど知らないです。
投稿: JF3DRI | 2010年9月 1日 (水) 21時47分