使い道無いけど
2C39/7289という、セラミック管で ムセン家からも、オーディオ屋さんからも「用なし、ネコマダキ」状態にあるタマ。
形状からして2,500MHzと高い周波数まで使えるのですが、キャビティとか機構的な部品が大変となる。別名3CX100A5というからに、プレート損失は100Wもあるのですが、500MHzのC級動作例を見ても40Wしか出ない。
このタマを初めて知ったのは、1200MHz帯がまだ出力電力1Wしか許容されない時代に、マキ電機のトランスバーターに、この2C39を用いたキャビティーアンプで、10W出していたローカルのOMからでした。あの頃は、1200MHzで使え、簡単に入手できるタマは、コレしか無かったので、良く使われたようですが・・・。
タマとしては利用価値が無いので、カチ割って、放熱フィンの部分を取り出し、更に加工することで3-500zのプレートキャップに用いられているそうな。
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コメント
これのガラス封じのがどこかに転がってたはず…灯して遊んでみますか? いや、もうほかしたかなぁ
投稿: JI3KDH | 2010年4月27日 (火) 20時00分
ヒーターに6Vを供給して、点灯させてみましたが、熱くはなってきたものの、セラミックのためか全く見ることはできませんでした。ガラス封じのもあったのですね、だったら見えるのかしら。ライトハウスというのもあるぐらいだから・・。
「ネコマタギ」ですが、こいつのでかいやつが「GS35B」と考えればおろそかにできない。
投稿: JF3DRI | 2010年4月28日 (水) 00時23分