雨ざらしによる劣化
アンテナはどうしても風雨/紫外線/温度変化に晒され、劣化してしまうものです。その劣化ぐあいと考察です。
<防水処理>
同軸の中継部に水が入ってしまったら、このようになります。自己融着テープの処理が悪かったようで、もっと広い部分に巻いてあげる必要が有りました。同軸内部にも水が入って、腐食していると思われます。
※テーピング処理は、確実に!
<同軸内部のPE部は耐候性NG>
同軸ケーブルの芯線であるポリエチレンは、このように簡単に風化してしまいます。風雨にさらされる場所への露出はNGです。
ミニマルチアンテナの10/18/24MHzバーチカルの給電部ですが、上記の芯線を使ってあり、ボロボロ状態。
※同軸ケーブルの芯線は露出したらダメ!
<ビニールテープの色>
いろんな色のビニールテープがありますが、カラフルな色ほど、耐候性が無く、ボロボロになってしまいます。「黒」が一番強いです。
※ビニールテープは黒を使うべし!
<同軸ケーブル>
関西通信の安価な同軸(5D-2V)、やはりシースの材質が悪いのか、カチカチになってポキンと折れてしまう状態になりました。この状態になる前に交換すべきなんですが・・・。
※同軸ケーブルは一流メーカのを。
シースが黒いFB系の方が長持ちするようです。但し、曲げに弱いとか、ハイパワーを通すとインターフェアーを起こし易いとか論じられており、適材適所だと思います。
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コメント
同軸の芯線もろだしは確かに駄目ですね。私も自己融着テープを上から巻いてました。あと同軸のブランドは盲点でした。やはり定番のF社がよいのですかねえ。
テープの色は気にしたこと無いですが、なんだか関係あるみたいですね。しかし黒が良いとは。太陽光線を一番吸収するはずですから意外な結果ですね。
投稿: JK1NMJ@斉藤 | 2009年12月 7日 (月) 23時07分
ミニマルチの給電部はちゃんとテープを巻かないとダメですね。ウチも最初にあげたRDPは風化で給電部がボロボロになってました。2回目からは学習してテープ巻いてます。
ビニルテープは黒色に限りますね。インシュロックの類も黒に限ります。しかも、一流メーカー品を使わないと、黒色でもダメでした。ビニールテープの場合、接着剤の善し悪しがあるみたいです。安物のインシュロックはプッツリ切れてしまいますし。
投稿: jo3jye/3 | 2009年12月 7日 (月) 23時50分
関西通信の5D-2Vは、アマチュア専用に製造されているようにも思えます。室内部分でも(空気に触れるだけで)シースが硬くなってきています。ナマモノなので、新品でも長期保管品は寿命が短くなるかも。もともと、5D系は屋内配線用だと聞いたこともあるので仕方が無いのかもしれません。
ビニテは、赤/黄色/青が最悪で、灰色が少しマシ、黒が一番強いです。また、日東電工とかの一流メーカは強く、良く解らないダイソーの品はダメでした。
投稿: JF3DRI | 2009年12月 8日 (火) 00時04分