SSG 8657Bで50.2MHzを発生させ、IC-756に直接接続し、信号を絞っていき、どこまでビートが検出できるか見てみたところヘッドフォンを付けてですが、なんとなんと 8657B の限界である -143dBm を検出することができました。ただし、プリアンプNo.2(高感度の方)を入れなければならず、OFFすると検出できません。プリアンプONと言えど、この微弱信号を検出できるのはたいしたものであります。感度だけが受信性能じゃありませんが。
次に、強力な信号(-20dBm)をつっこんでみました。756のSメータは、9+40dBを少し超えるところまで振ります。もちろんプリアンプOFFで。
強力な信号を入れてみて気が付いたことは・・・。
①8657Bの信号純度はあまり良くない。
⇒IC-756のスコープを見ても解るように
全体のノイズフロアが上昇しています。
(スペアナで見ても裾野が広かった)
②バンドによってはスプリアス受信が発生
⇒7MHzで同様に行うと、受信信号の近傍
にブチブチという感じのヘンなスプリアス
受信が発生した。
8657Bの信号純度が良くないのは、DDSじゃなくてPLLだからかもしれません。また、仕様を見ても、130MHz~260MHzが最も良く、上下が悪くなっている・・・この理由からかもわかりません。
全てのバンド、プリアンプのON, OFFなど条件を変えて測定するのは膨大な時間が掛かりそうなので今回は、概略だけ。ただ、過去に7MHzでのコンテストでは、所持しているIC-760PROの方が信号を取りやすかったので、関係がありそうな気がします。
#FT-655とIC-756とを比較してみたいですね。またQRVを阻害する要素がぁ・・。
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