初期ロットはやはりダメか・・・FT-655
FT-655から煙が出たことは、こちらに記載しましたが、その後、またまたあの臭いと共にVFDが点灯しなくなってしまいました。DC-DCコンバータのトランスか何かが壊れているようなので、今度はさすがに修理はあきらめました。
でも、現状は50MHz専用機が無いし、FT-655は思いいれがあるので、どうしても入手したくてオークションで「ジャンク品」と表題に付いたものを落札です。今でもFT-655は結構なお値段で取引されているようですが「ジャンク品」と表題に書かれているせいか、相場より少し安く落札することができました。
やって来たのか、電源が入っている上の方で、ホコリの付着やビスの錆びはかなりあったものの、全ての機能は正常であり、長年放置されていただけのようで、クリーニングしてやったら遜色ないものとなりました。ラッキーです。
また、所持していた当初のものは、発売直後に購入したもので初期ロット(たぶん??)であったことは間違いないです。で、今回、落札したものは、どうやら後期型のようでFT-655M(25W機で発売当初は存在しないモデルだった)をFT-655にグレードアップ(ファイナル部を交換)したものでありました。
初期ロットと後期ロット、どこが違うか少しだけ見てみました。
まずは、上から。右が後期、左が初期。見た目では大きくは変化ありません。
つづいて裏面。撮影がマズくて見難いですが、付けたしのパスコンなどは全体的に少し、少なくなっているようですが、後期型の方が多く付いているところもあります。
IF回路の基板。上が後期、下が初期。さすがに初期はジャンパ線やら後付け部品が多いぞ。
上の写真を拡大。どっちが初期でどっちが後期かはスグにわかりますね。
全ての基板は見ませんでしたが、後期型はかなり改良されているようです。また、スプリット運用の操作方法 (制御マイコンのソフトね) も一部改良が加えられており、その事を取り説に貼り付けてありました。
当たり前かもしれませんが、初物には手をださないほうがよさそうですね。
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コメント
良いものをGETされましたねえ。
ジャンク品は当たり外れがあり、とんでもない物から、完動品までいろいろですが、写真を見る限り上物ですね。
ところで初期ロットの件ですが、ヤエスの場合、ほぼロットごとに異なると言っても過言ではないですね。回路図と現物がぴったり一致することがありません。
まあ、TRIOやICOMも多少はありますが、YAESU程ではないような気がします。(もちろん今はそのようなことは各社とも無いと思いますが・・・)
FT-655内部ですが整然としておりメンテナンス性は良さそうですね。(でも延長基板が無いと調整はできない?)
投稿: JK1NMJ@斉藤 | 2009年12月13日 (日) 20時01分
全部が動作しなくとも、VFDとマイコンが付いている基板のみ生きておればOKの覚悟で落札したのですが、落札した方が良い品物だった・・・という訳であります。
ヤエスは、ロット毎に異なるのですか。じゃ、基板を入れ替えるだけじゃダメの可能性もありますね。故障したところは何らかの改善があるのかは開けるのが大変なので見ていませんが・・・。
基板をプラグイン式にしているのはFT-101時代からの継承ですね。但し両面実装の裏面側にもどっさりと部品が付いているのですが部品番号が表記していないので回路を追うのは大変です。
投稿: JF3DRI | 2009年12月14日 (月) 00時22分