たかが電源されど電源(No.5 まともだよコイツ)
この「安定化電源」シリーズも、とりあえずはこれで最後です。DIAMOND ANTENNAのGSV3000 というもの。定格は、30A(連続)、34A(断続)となっています。
デザインは、まあまあでしょうか。割りと小さいです。メーターは、可動鉄片式の安物のようで、リニア表示じゃありません。ここだけは、EP-3000より劣っている?
さて、中身ですが太い線できっちりと配線してあります。平滑コンデンサは、基板の裏側に付いており、4700μFを10本、計47000μFと大容量、1つにせず、複数使うというのも頷けるところ。回路は、LM324を使ってあることからディスクリートのようで、多数のパーツが使われています。
ただ、トランスが30A連続にすれば小さいような・・・。
この電源、気に入っているところは、空冷ファンがON/OFF制御じゃなくて、温度感応型で、回転を連続的にコントロールするところ。だから、静かです。
煙突型のヒートシンクは冷却効率が良いようです。
どこで購入したのか良く覚えていませんが、特売品でかなり安かったような気もします。(高かったら買わない)
※安定化電源は、効率の良いスイッチング式に変わってきているようですが、自作するには一番実用的なアイテムであるように思います。そして、簡単なようで、実は奥が深いのですよね。
※プロ用のCVCC電源、菊水とか高砂のと比較すれば、また違った見解となるのでしょう。機会が有れば、入手してみることとします。
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コメント
当方にはこの前のモデルと思われるGS-3000Vがあります。
まあまあ気にいってますが、FANの音がON/OFFしかなく、ある温度になると全開で回りだしうるさいです。
その辺は改善されたようですね。
GS-3000Vの電源トランスもやや小ぶりな感じですが、取り合えず100WクラスのHF機での使用で問題はないようです。
それしても、いろいろ電源をお持ちですね。
投稿: JK1NMJ@斉藤 | 2009年9月 6日 (日) 23時48分
あっ、この電源ウチでも使ってます。何かの特売で買った記憶があります。
確かに、温度でファン速度が変わるので、某メーカーのような常に全力回転で小型掃除機のごとく爆音を立てる様なことがほとんどなく重宝してます。
投稿: jo3jye/3 | 2009年9月 7日 (月) 13時30分
突然ファンが回り出すのは、確かにびっくりするし、ウルサイしあきませんね。無線機ではFT-655が突然ごぉ~ですわ。
日本橋のウエダ無線で購入したような記憶もあるけど定かではありません。
「安定化電源」はなんとなく好きなんです。だからオークションでも誰も手を出さない低電圧大電流のトランスが出ていたらつい手を出してしまうんです。
16V 10A級のトランスが2つ、20V 40Aのデカイトランスも不動在庫として抱えています。
投稿: JF3DRI | 2009年9月 7日 (月) 21時13分