かつてから、ローテーターの動きが悪くなっており、タワー建築から20年以上ノーメンテなので、取り外してメンテナンスする必要があると思っていました。
ネットを調べると、自分で分解し、メンテやっている例もあるようで、その大半が「グリスの劣化」なので、何とかなるだろうという軽い考えから自分でやることとしました。
ローターは、エモトの 1105MX です。
取り付けボルトに電蝕が起こっているので、緩めるのに苦労しました。後で述べるハンマーで叩く方法で。
50MHz 9エレとTA-33が乗っかっているので、結構重いですが、なんとか取り外しに成功しました。
写真は、ロープで釣り降ろす時のもの。一人作業なんで、この撮影、気合が入りまっせぇ。
タワーから取り外す時もそうなんですが、一応、CRC556を吹き付けておきました。
腕の力だけじゃ絶対に回ってくれません。力を入れすぎると、ボルトの頭を捩じ切ってしまいそう。だから、このようにプラスチックハンマーで軽く叩くと、回ってくれます。
分解に当たっては、一応マジックインキで、合わせ線を付けておきました。
中を空けた様子。やはり、グリスが劣化して硬くてネトネト状態。これでは回りません。
ボールも完全にくっつていてしまっています。
メインギヤ。これも、固着してしまってます。モーター軸も全く回りません。ちょっとグリス入れすぎにも思うのですが・・・。
灯油で洗浄している状況。実は、ここにたどり着くのがかなり大変でした。このローターは、中身のメンテナンス性が良くなく、ギヤを洗浄するべく分解するためには、どうしても配線を外す(半田付けを取る)必要があり、かなりめんどうです。また、内部のボルトやネジを緩めるために、手が劣化したグリスでベトベトになり、それを取り除くのも大変です。
ちゃんと、元に戻すことができるかも不安。ここまで来たらやるしかないけど、費やす時間、工具の準備、そして分解手順の理解などを考えるとメーカーへメンテ依頼した方が得策じゃないかと思います。
さて、ちゃんと戻るかな。もしダメだったら出費が痛い!!
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