真空管ソケットいろいろ(送信管編 その1)
ではでは、送信管用と参りますか。
まずは、 829B, 5894, 4D32 など結構多くの小型~中型送信管に使われている7ピンソケット。ご覧の通り、いろんなカタチのものがあります。落とし込むタイプは、829B, 5894 など高い周波数で使うべくシールド効果を高めており、また、ピン側のグリッドに当たる端子は、“帯”の形状となっいます。
このソケットもオーディオ用として一時、持てはやされた6C33B がコレのためか、中国製のレプリカもどきが多数、市販されています。(中央下のソケットが¥400で購入したそのものです。)
つづいて、813用です。このソケットは“813専用”と言って良いぐらいで、他に適合する真空管を見かけません。
一時、入手困難でしたが、最近は813をオーディオで使うせいか、上記と同様、安いレプリカが市販されるようになりました。(右側が日本橋のデジットで購入したもの)
ピンのソケットじゃないけど・・・・。そう、プレートキャップ。これは、811, 813 用の大きいもの。右端のに描かれているマーク
が解る方は、ツウです。
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コメント
TO-3タイプのトランジスタのソケットのように見えますが、違いますか?
昔は2SCやら2SDの石でアンプやら安定化電源作ったような記憶がおぼろげながらあります。
(゚ー゚)
Koichi
投稿: Koichi | 2009年7月14日 (火) 04時02分
OZ3TQI Koichi さん。はいピンポンであります。
トランジスタは貴重品だったころの名残ですね。
3本足リードタイプトランジスタのソケットも
探せば出でくるかも。
投稿: JF3DRI | 2009年7月14日 (火) 21時57分
TO-3のソケット、うちにも置いてありますが、エミッタ端子の接触抵抗が気になります。
コレクタとほぼ同じ電流が流れるわけでして、この構造ではちょっと不安。
まぁ、真空管のヒータ(フィラメント)電流に比べれば…ましでしょうけど。
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2009年7月15日 (水) 21時44分
下間さん、確かに大電流が流れるところは使わない方がよさそうですね。ちなみに、これらはカラーTVの水平出力と垂直出力用トランジスタに使われていたもので、B電圧は100V以上のため、電流が少ないからなんでしょう。
投稿: JF3DRI | 2009年7月15日 (水) 22時20分
初めまして。仙台の田村です。
実は最近あるOMの遺品を貰いましたが、その中に写真に
あるようなTRのソケットがありました。2SC515などが
挿入されています。 しかしこのタイプでは放熱処理を
どうするのでしょうか? 又ソケットの取り付け方も
構造上逆さまに取り付けるのかと、いささか首をひねっております。正しい取り付け方をご教示頂けないでしょうか。 de JA7AVQ Junji Tamura
投稿: 田村 潤司 | 2012年12月15日 (土) 19時41分
田村さん
放熱板の裏側に取り付けます。よって、上から順にすると トランジスタ ⇒ マイカ板 ⇒ 放熱板 ⇒ ソケット となります。
投稿: JF3DRI | 2012年12月16日 (日) 00時26分
ご教示有難うございました。
しかし、どうも構造が少し違うようです。なぜならピンが出てきません。ソケットの中に隠れてしまうのです。
写真を添付したいと思ったのですが、ここではどうすれば添付できるのか判りません。どのような方法がありますか? よろしく。
投稿: 田村 潤司 | 2012年12月17日 (月) 22時28分
ブログではできないので画像投稿サイトを見つけてアップロードしてください。
投稿: JF3DRI | 2012年12月18日 (火) 16時20分