親父の作品 UZ-42 ppモノラルアンプ
たぶん、50年前近くなると思われる親父が作った「 UZ-42 Push-Pull AMP AMチューナ付 」アンプに火を入れてみました。
あちこち接触不良があったけど、少し手を入れるだけで動作するようになりました。
(不安定ですけど、あえて現状維持、部品交換とかしない方針で・・・。)
まずは、アンプ部に使っている真空管
・出力管 UZ-42 (NECとマツダ) x 2 (Push-Pull)
・初段管 12AX7 (MATSUSHITA) x 1
・位相反転 6SN7GT (マツダ) x 1
・整流管 80 (NEC) x 1
ST管、GT管、MT管のごちゃまぜだけど・・・。多分、手持ちの活用なんでしょう。トランスは、山水のOPTと、インスタントのPTを使ってあります。
配線は必ずしもキレイとは言えません。少しハム音もあるけど、これも味のうち。
しかし、50年も経つコンデンサ、抵抗が正常に動作しているのは驚きであります。
次にAMチューナ部
使っている真空管 ・周波数変換 6BE6 x 1 言うなれば5球スーパーと同じですが、特長は、IFTの帯域を切り替えるスイッチが付いており、少しでもHi-Fiを狙ったものとなっていることです。あ、それから検波はGeダイオードを使ってありました。
<おまけ>
・中間周波増幅 6BD6 x 1
・同調表示 6E5 x 1 出力管のズームショット。ST管、なかなかアジがありますねぇ~。
音質の方ですが、「昔の音」ですホント。なんというか、NFを掛けていないようで、ダンピングが悪いビンビンした感じてすが、AM放送を見直す(聴きなおす)音がします。
使ってあるACコード。コレが一番年代を感じます。劣化でショートしないか、気がかりですけど。
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コメント
おぉぉぉぉ!
これは素晴らしいですぅぅぅ!
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2009年6月 9日 (火) 21時25分
これはもう博物館ですね。
42は色んな事を教えてくれました。
それからマジックアイ・・・6E5でしょうか。
ST缶スーパーラジオにはラジオエレクトロニクスの源を感じます。
しかしそれは我々の世代まででしょうか・・・。
投稿: JH2CLV@望月 | 2009年6月 9日 (火) 22時27分
自分が息子たちに遺してやれるものは何かあるかな…とふと考えてしまいました。。。
投稿: JI3KDH | 2009年6月10日 (水) 20時46分
4人兄弟ですが、親父から少しばかり血を引き継いでいるのはワタシだけです。世代が代わって、ワタシのムスメ達は全く興味を示しません。(当たり前かぁ~)作った物が残ったとしても、結局は粗大ゴミなんでしょうね。
それから、今の電子機器、50年も先で実用的に動作するものって無いでしょうね。
投稿: JF3DRI | 2009年6月10日 (水) 21時23分
こんばんは
西村様
つい 反応してしまいました、
懐かしい風景に出会ったようです
UZ-41 マジックアイ
那覇
投稿: Vic Taira | 2009年6月10日 (水) 23時27分
今のAMラジオもプリエンファシスを掛けて(実態は帯域分割のリミッティング)ガチガチに加工してますから、こういうラジオで聴くと少し耳障りな音になるかもしれませんね。
どんな音がするのか私も聞いてみたいものです。
投稿: jo3jye/3 | 2009年6月11日 (木) 08時34分
Vic Tairaさん、これらの真空管名称でクラッとくるということで、ご年齢の推察が容易ですHi。「初歩ラ」「ラ製」の世代のため、もうST管は製造中止になっていましたが、何台かのラヂオを修理したり、壊したりした覚えがあります。
出羽さん、AMラジオの音が違って聞こえるのは、チューナ部のせい(IF帯域が広いから?、群遅延が少ないから?)なのか、アンプ部のせいかわかりません。ただ、耳障りな音には聞こえないです。アナウンサーが喋る「さ・し・す・せ・そ」音、耳に付かないです。ストレートラジオが最も音質的には良いのでしょうか。
投稿: JF3DRI | 2009年6月11日 (木) 21時58分
初めて 半田ゴテを握ったのは
小学五年の頃でした。
昔話を始めると長くなります
また 年がばれますね
豪雨の那覇より
投稿: Vic Taira | 2009年6月12日 (金) 23時33分