電圧を上げてみた・・だがしかし
トランスの2次側タップを2000Vとしてやってみたところ、約700Wが出力するようになった。
その時の各メータ値 Ep=2450V, Ip=460mAで、入力1127Wなので、効率は63%と、まずまずの値となってきた。
ばらつきはあるけど、入力側の調整もしたことで、3-500Z並のゲイン13dBが得られるようになった。ただし、40Wドライブを過ぎると、急激にプレート電流が流れなくなり、出力も飽和。この原因がよく解らない。
推測では
・Sg電圧が低すぎる。 (現在400V)
・180度位相用の入力コアが飽和している。
ぐらいでしょうか。
目標出力は決めていないのですが、出ないよりは出るほうが楽しいから・・。
そろそろ終息宣言したいところなんですが (まだまだ続きそう)
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コメント
当面の目標は1kWですよね?
投稿: JI3KDH | 2009年5月19日 (火) 02時22分
4-400AのAB2級Typcal Operation Dataは
Ep=2500V,Sg=500Vの時、Ip=700mA, Isg=50mAで出力1110W
Ep=3000V,Sg=500Vの時、Ip=700mA, Isg=40mAで出力1375W
ということなので、1kWは出てきても良さそうなんですが・・・(オーディオ用GKアンプのデータですが)
Ipが500mA付近で飽和し700mAも流れないのは何故?
Esgが低いせいなんかなぁ。
投稿: JF3DRI | 2009年5月19日 (火) 20時52分
多極管は6146Bしか経験がありませんが、確かにSgでだいぶ変わったような記憶があります。あの時は160Vでは鈍くて250Vくらいにしたんやったかな…(まぁそのあたりは充分ご存じと思いますが)
投稿: JI3KDH | 2009年5月19日 (火) 22時34分
連投スミマセン。確か記載があったはずと重箱本を読み返してみましたところ、タンク回路のL/Cが不適なような可能性もありそうですね。
投稿: JI3KDH | 2009年5月19日 (火) 22時58分
GKアンプなら、確かにそうなんですが、ベタコンGG(Sg=0V)
でもIPは流れてくれるので、Sgが低くとも大丈夫じゃないか
と思ってです。
Sg=500Vにしてやってみます。間違いなく、バイアスが深く
なるので、Igが流れ出すポイントが移動するのは間違いない
ハズですが・・・。動作例でIgがいくら流れる(流したら良
いのか)のかが良くわからんのです。
投稿: JF3DRI | 2009年5月19日 (火) 23時04分
もう一息ですね。
回路構成よりも球の特性表からみればSGをあげたほうがIpって流れるのではとおもいますが。6146と829Bしか経験しておりませんが・・・1KW楽しみにしております。
投稿: jf3lop | 2009年5月20日 (水) 00時38分
重箱本、ワタシも読み返しました。パイマッチの調整におけるタンク回路のQ値に対する記述「ローQすぎるとドライブ電力の割りにプレート電流が流れてくれない。Sg電流は流れる」でしょうか。もし、これだとQを上げるためにLを減らす必要がありそうですね。パイマッチとリンク結合では異なる気もしますが・・・。
Sg電圧を上げてみてダメなら、タンクコイルをごそっと作り変え、交換してみます。(腰が重いですが。)
投稿: JF3DRI | 2009年5月20日 (水) 21時59分