預かり物のEimac 3-500zがあるのでテストがてら差し替えてみた。
当初から“ユニバーサルアンプ”の構想があり、ソケットが同じタマだったら何でも使えるような設計にしています。大げさに設計なんて言ってますが、SgとCg電源さえ用意すれば良いことだけなんですが・・。具体的には4-125A, 4-250A, 4-400A, 3-500z, QB3.5/750, TB3/750など。
さて、結果は・・・。(追記: 5/2 ゲインの項目を追加)
前回の5F23/4-400Aとの特性を重ね、グラフにすると・・・
さすがは3-500z! ゲインが13dB(20倍)も得られる。しかし、直線性から見ると入力が大きいところでカーブがへたっており、5F23/4-400Aの方が良いような気もする。前回の表でもわかる通り、ゲインが11.6dB付近でほぼ一定の特性が得られている。
<本 題>
3-500zに交換して確認したかったのは、以前から気になっていた、プレート電流が大きい領域での効率低下。すなわちタンク回路のマッチング。
更にドライブを増加させた測定結果には載せていませんが、3-500zを持ってすれば、経験的に、この電圧でも700~800Wは優に出てくるハズなんですが、これ以上入力を加えるとIgは良く流れるけどプレート電流が流れなくなり効率も下がる傾向になりました。いわゆる「吸い込みの悪いタンク回路」。
やはり、出力タンク回路のマッチングが悪く、LとCの比を調整する必要がありそう。プレート電流が大きくなると負荷抵抗が減少するので、一般的には Low L, High C となるので、コイルが大きすぎるってことなんでしょうか・・・。でも、Cを使わず、プレート容量だけの直列同調で高効率を得ている実例もあるし・・・。
またまた、わからないことが。
<追 記>
出力タンクコイルの幅を縮めてLを大きくしたり、逆にショートリングを入れて、Lを小さくしてみたけど、あまり変化が無かった。また、上のグラフの通り、入力40Wとすると効率も上がったので、Igが少し大きいけど「こんなもんか」という結論となった。
★入力を10Wに固定して、最大出力となるよう、調整するとなんと300W!が出てきた。3-500ZはGGながらゲインがあるのは確か。プレート電圧を上げれば、キロワットは確実だ!
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