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2009年5月

2009年5月30日 (土)

ボールドライブ装着

Ball1 プレートVCが、ほぼ抜けた位置で同調するため、調整がかなりクリティカルで、減速機構を探していたところ、オークションで、ボールドライブ安く入手することができました。

Jackson Brothers の4511です。(減速比6:1)


Ball2  早速、装着してみました。どういう訳かシャフトカップリング側が直径が微妙に異なっていたので、カップリング側を少しだけ穴径を大きくし、無事に装着完了。減速しない角度をパネル示すのが常識ですが、モノバンドアンプなので、そこまでは凝りませんでした。これで、チューニングが楽になりました。ちなみに、ロードVCはブロードなので、直接、ツマミを付けるだけでOKです。

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2009年5月25日 (月)

どうもしっくりこない 1kW ・・・

1kw_meter11kw_meter2


Sg電圧を500Vに、そしてプレート電圧をトランスの2200Vタップを使ってEp=2800Vとした結果が上記の写真。THPのメータでは950W,  Bird 43なんて高級なの持ってないんで、その検証のためアイコムのWR-2000で測定したのが右。おおよそ 1キロワット出力 を得ることができた。

5f23_2800_inout_2


5f23_2800_cara_2


ただし、ドライブ電力が65Wも必要で、ゲイン低下となってしまった。原因が良くわからないが、効率65%と更に良くなったので、これが4-400A/5F23 の素顔なんかもしれない。リニアリティも極端に悪くはないし。

ハイパワーを追求する訳でないのですが、せめて13dBのゲイン(50Wドライブで1kW)が欲しい・・・。ドライブを下げて50Wに固定、最大出力を得られるようにプレート、ロードVCを調整すれば、もう少し全体的なゲインが上昇するのだけど。

トランスには2400Vのタップもあるので、更にEpを高くすることができるのだけど、まだ「何か」しっくりこないのであります。

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2009年5月23日 (土)

マーカー発振器のスペクトル

斉藤さんのブログで、製作記事がアップされましたので、昔に作ったマーカー発振器で少し遊んでみました。

Mkr_base 回路的には、安く販売されていたコードレスホン用(?)の12.8MHz TCXO を74HC4040で分周するだけの簡単な回路です。斉藤さんのところでは、TCXOのレベルが足りなくてうまく分周できなかったようですが、使ったTCXOがTTL出力なのか、ちゃんと分周してくれています。


<時間軸での波形>
Sync 初公開のシンクロスコープ。はっきり言って、スペックの低い「安物、岩崎通信の20MHz帯域SS-7603であります。50MHzが直接見たいので、もっと高スペック、そしてDSOが欲しいのですが、あまり使わないのでこれでもいいかなぁ・・と。


Mkr_scorp 4040は、1/2~1/4096まで分周出力が得られますが1/128分周で100kHzとなりマーカとして使いやすい周波数となります。この出力波形を見た写真です。


Mkr_count 所持している周波数カウンター。良くわからない出所不明メーカの品物。はい。安かったので。120MHzぐらいまではカウントできます。


<周波数軸でのスペクトラム>
Mkr_1_300span ここから本題。100kHzの矩形波をスパン1MHzから300MHzに渡ってスペアナで見た写真です。レベルは落ちていくものの、スバラシイ高調波が発生しているのであります。


Mkr_50_51span 帯域を狭く50MHz~51MHzにしてみた。シンクロスコープの波形ではありません。教科書通り奇数次にびっしりと高調波がほぼ同一レベルで並んでいます。

このコムジェネレータ、何に使えるか賢明な皆様はおわかりですね。


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2009年5月18日 (月)

電圧を上げてみた・・だがしかし

700w_meter トランスの2次側タップを2000Vとしてやってみたところ、約700Wが出力するようになった。




700w_panel_2 その時の各メータ値 Ep=2450V, Ip=460mAで、入力1127Wなので、効率は63%と、まずまずの値となってきた。


例のごとく、各測定値とグラフにしたものが下。
5f23_2500_cara


5f23_2500_in_out


ばらつきはあるけど、入力側の調整もしたことで、3-500Z並のゲイン13dBが得られるようになった。ただし、40Wドライブを過ぎると、急激にプレート電流が流れなくなり、出力も飽和。この原因がよく解らない。

推測では
  ・Sg電圧が低すぎる。 (現在400V)
  ・180度位相用の入力コアが飽和している。

ぐらいでしょうか。

目標出力は決めていないのですが、出ないよりは出るほうが楽しいから・・。
そろそろ終息宣言したいところなんですが (まだまだ続きそう)

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2009年5月17日 (日)

懲りずに・・・3-400Z

3400z 懲りずにガラクタ集め。
3-500Zの前身である「3-400Z」。但し、Eimacじゃありませんけどね。欧州では「YD-1130」の名称もあるようです。

3-500Zと比較しての違いは

 ①プレート損失が400W
 ②μ値が大きいく200 (3-500Zは160)
 ③高さが低い


この3つで、早速自作の3-500Zシングルアンプに、そのまま差し替えてみたところ・・・

 ①レスティングが流れない。
  ⇒μ値が大きいので、バイアスツェナーは不要の模様。
 ②Igが良く流れる??
  ⇒500Zより遥かにIgが良く流れる。これは、μが大きいからかもしれない。
   G1損失が3-500Zと同じ20W,  Ep=2500Vの動作例ではIg=142mAなので
   これで良いのかも。グリッド焼損には気を付ける必要ありそう。

という訳で、そのまま差し替えはうまく動作しない可能性大です。

<集合写真>
3_400z_family


左から背か高い順番です。Henlyの初代2K(だったか?)はコレが2本使われており、背が高い3-500Zに交換できないことは良く耳にするハナシです。結論的には、やっぱり出力から見ても3-500Zは使いやすく、魅力的なのであります。

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2009年5月 7日 (木)

白いタイヤキ

Siro_tai  やっと、行列が短くなったので、買ってみました。全国的にチェーン店があるようで。

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2009年5月 3日 (日)

自作派のサガ

「ミイラ取りがミイラになる」

ちょっとこの諺と意味が違うかもしれないが

①3-500zが高価になったため何か代替品が、ないかいな
  と4-400Aに目をつけた。

        ↓  ↓  ↓
 ⇒他にいろいろ買いあさり、3-500z以上の出費している。
   別解 : 3-500zも試したくなって結局、3-500zを買ってしまう。

②スペアナが欲しい。だけど高いので自作したい。
        ↓  ↓  ↓
 ⇒スペアナを自作するためにスペアナを購入した

※振り返ってみて①が自分のやったこと!(除別解)
 ②もヘタするとやりかねんこと。
 
「マーフィの法則」の方が近いかも。
 
自作派のサガですなぁ~。

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2009年5月 2日 (土)

4-250A相当管 QB3.5/750

Qb3_750_1 一見Amperexの5F23に見えるタマですが、4-250Aの欧州系での相当管QB3.5/750 という4極送信管。VALVOというオーディオでは有名なメーカ製。

プレート損失は250W、グラファイト製ですが5F23のような厚みが無く、うすっぺたいです。お察しの通り、製作中のアンプに使おうとオークションで2本入手したのですが、残念ながら片方が輸送中と思われる振動でのフィラメント断線で、不良品でした。オークションはリスクがあり、仕方が無いことであります。

Qb3_750_2 良品の方をフィラメント点灯してみました。イメージ的には5F23と同じ。

欧州系のタマにはハカマが無くてプレートがグラファイトのものが多いようです。

★どなたか、このタマ、所持されていて譲ってもいいよって方いらっしゃいませんかね。希少価値の高いタマなんで、あまり高価だとご遠慮となりますが。。。4-250Aとは微妙に規格が異なるので、Push-Pullの片方だけに使うことは出来ないようです。

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2009年5月 1日 (金)

3-500zを使ってみた

預かり物のEimac 3-500zがあるのでテストがてら差し替えてみた。
3500z_rep 当初から“ユニバーサルアンプ”の構想があり、ソケットが同じタマだったら何でも使えるような設計にしています。大げさに設計なんて言ってますが、SgとCg電源さえ用意すれば良いことだけなんですが・・。具体的には4-125A, 4-250A, 4-400A, 3-500z, QB3.5/750, TB3/750など。


さて、結果は・・・。(追記: 5/2 ゲインの項目を追加)
3500z_in_out


前回の5F23/4-400Aとの特性を重ね、グラフにすると・・・
3500z_graph


さすがは3-500z! ゲインが13dB(20倍)も得られる。しかし、直線性から見ると入力が大きいところでカーブがへたっており、5F23/4-400Aの方が良いような気もする。前回の表でもわかる通り、ゲインが11.6dB付近でほぼ一定の特性が得られている。

<本 題>
 3-500zに交換して確認したかったのは、以前から気になっていた、プレート電流が大きい領域での効率低下。すなわちタンク回路のマッチング。
 更にドライブを増加させた測定結果には載せていませんが、3-500zを持ってすれば、経験的に、この電圧でも700~800Wは優に出てくるハズなんですが、これ以上入力を加えるとIgは良く流れるけどプレート電流が流れなくなり効率も下がる傾向になりました。いわゆる「吸い込みの悪いタンク回路」。
 やはり、出力タンク回路のマッチングが悪く、LとCの比を調整する必要がありそう。プレート電流が大きくなると負荷抵抗が減少するので、一般的には Low L, High C となるので、コイルが大きすぎるってことなんでしょうか・・・。でも、Cを使わず、プレート容量だけの直列同調で高効率を得ている実例もあるし・・・。

またまた、わからないことが。

<追 記>
 出力タンクコイルの幅を縮めてLを大きくしたり、逆にショートリングを入れて、Lを小さくしてみたけど、あまり変化が無かった。また、上のグラフの通り、入力40Wとすると効率も上がったので、Igが少し大きいけど「
こんなもんか」という結論となった。

★入力を10Wに固定して、最大出力となるよう、調整するとなんと300W!が出てきた。3-500ZはGGながらゲインがあるのは確か。プレート電圧を上げれば、キロワットは確実だ!

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