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2009年4月14日 (火)

トホホの原因とおぼしきもの

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トホホが起こった原因はたぶん(間違いなく)上記の通り、プレートとコントロールグリッドが接近しすぎだったことであります。
 要するに、プレートで発生する強電界がCgのパスコンや、パラ止めによってピックアップし、正帰還が起こっていた。ベタコンGGだと、Cgは「敏感」でないけど、-Cg , +Sgを加えたことで、Cg本来の「敏感」を発揮したとも考えられます。
 こんなの「当然やんけ~」と嘲笑されそうですが、1ヶ月に渡り悩まされることとなりました。
 シャーシの下部に入力回路、上部に真空管とRFC、更に別シールドで仕切った部屋にタンク回路を組み込むのが無用なトラブルを避けるためにも良いと思われます。

ソケット冷却のため通風が必要なので、この間に銅メッシュによるシールドを付けることとします。

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4-400A PPアンプ製作」カテゴリの記事

コメント

西村さんようやく解決ですか?。

写真を拡大して見ていなかったのですが、静電的な結合や電磁的な結合が管外で行われるでしょうから、ソケットレベルにシャシ板が欲しい所だと思います。
それなら中和で解決できそうでしたね。
プッシュプルなら逆相回路が用意されていますから簡単かも。

また最初から中和前提なら今の構造でもOKでは・・・。
管の印加電圧を切り、入力ドライブして出力への漏れを最小限に調整(ヌル点がはっきり確認できます)すればOKです。
これで若干のNFBが期待できますから・・・試してみたらどうでしょう?。

なお、板やネットを張るよりはソケットを伏せた金属箱に乗せるのがベターかと・・・。
ベタコンGGでは素っ裸で配置するのを良く見ます(ヒースSB-1000等)が、私的には・・・どうも?!だと思っています。
さてその先はトリガ(RFドライブor送信制御)を与えて200MHz付近でパルスが発生しないかスペアナで見てくださいね。

投稿: JH2CLV@望月 | 2009年4月14日 (火) 08時54分

GGアンプなのにCgからタスキガケして中和が取れるのでしょうか?そうだったら簡単にできそうですが・・・。それとVHF帯での発振は中和とは関係ないとのご意見でしたね。
ソケット自体を金属箱に入れてシールドしてしまうのは、真空管ピンの放熱ができなくなるため、今回の機構では無理そうです。

投稿: JF3DRI | 2009年4月14日 (火) 21時19分

西村さん
失礼しましたGGなのに何で自己発振するのって言う議論もありますね。Cgが接地されていますから。
外部の要因による結合が原因なら、それに対して逆相の回路を組めば中和が構成できると思います。
GGだから逆相は必要ないですねHi。
200MHz帯での発振は自己発振と寄生発振が存在すると言う意味です。
中和は入出力の結合を、何らかの方法でキャンセルするものですが、あくまで目的周波数がターゲットです。
と言うことは200MHzの発振は中和では解決できない場合もあります。
話がゴチャゴチャで恐縮です。
安心してもまだ様々な発振要素が潜んでいると言う事でしょうか。
メーカー製GGアンプでも送信に移っただけでVHFでパルスを発生するアンプがあります。これは送信に移ったトリガでの寄生発振です。利得が高くなるとこれが自己発振に至る事が結構あります。

投稿: JH2CLV@望月 | 2009年4月14日 (火) 22時42分

望月さん、発振はどうやらPPのモードじゃなく、パラレル動作として起こってしまった気がします。200MHz帯の発振要素はまだ残っており、プレート電圧を上げるとまたトホホになること、懸念しております。事実、スペアナの波形をご覧いただいたらわかるとおり、第4高調波が大きくなっているのでやばいです。一挙に3000Vに上げず、トランスのタップを使いながら、じわじわと、そしてこわごわやってみます。

投稿: JF3DRI | 2009年4月14日 (火) 23時04分

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