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2009年4月 6日 (月)

トホホ対策(入力回路の考察)

前スレッドで、望月さんから提案が有った「コアによる同調回路」を自分なりに検討してみた。
Input_t これは「トロ活」にあるコアによる180度位相分配回路で、当アンプには、 (C) の純伝送線路トランス型を採用し、この前、すなわち入力側にT型(L-C-L)マッチング回路が入っています。


Input_new 望月さんからの提案、自分ではこう理解したのですが、良いでしょうか?この場合
 ・マッチングは取れるか?
 ・コアは、カーボニール鉄ダストを使うべき?
  或いは空芯でも可能?


これに、変更するには、時間がかかりそうです。

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4-400A PPアンプ製作」カテゴリの記事

コメント

西村さん
回路的にはそれでOKかと思いますが、コア入りでjXlが50Ω程度で作れますか?、Cgkと同調容量で1/jXcが50Ω程度(63PF)で・・・。
GGだと結構な電力が通過しますから、むしろ単純な空芯ソレノイドが良いでしょう。
同調させCTを接地して、ドライブはソレノイドの上に巻いたリンクコイルで行う方法が確実そうですね。

投稿: JH2CLV@望月 | 2009年4月 7日 (火) 22時19分

やっぱりコンベンショナルなタイプが無難なんですかねぇ。
今の回路をそのまま使い、Cgkで50MHzに同調するコイル
をくっつけてみましょうか。位相がズレないかなぁ。

投稿: JF3DRI | 2009年4月 8日 (水) 21時30分

西村さん
伝送線路でもコンベンショナルでも目的周波数である50MHzではOKだと思いますが、200MHz付近でカソード(フィラメント)電位が上がらない(Hi-Zにならない)工夫が必要だと思います。
コンベンショナルで低Qですから位相周りは気にする必要は無いと思います。

投稿: JH2CLV@望月 | 2009年4月 8日 (水) 21時44分

じゃ、伝送線路トランスで180度の位相差を得てから、T型、あるいはパイ型のマッチング回路を入れるというのもアリでしようかねぇ。所持しているオシロの帯域が20MHzのボロなんで、位相回転の確認はできない。

投稿: JF3DRI | 2009年4月 8日 (水) 22時04分

西村さん
ウーン、その前に現在の分配トランス・・・巻数を最小限に出来ますか?。
伝送線路トランス(コア材が分かりませんが)、なら写真で拝見する程の巻数は不要かと思います。
これで発振周波数が高い方に行くか止まるか、状況が変わるかもしれませんね。
それから質問・・・発振した時はドライブを止めても発振を続けていますか?、それともドライブした時のみ?。
前者の場合発振を止めるのは電源を落とすしか方法が無い?。

投稿: JH2CLV@望月 | 2009年4月 9日 (木) 07時00分

前述しましたように、カソードへの入力を切断(コアと切り離した状態)しても同一周波数で発振するんで関係ないと見ているのですが・・・。
 発振は「バリコンが抜け切る付近」で入力があろうが無かろうが発生。発振を起こす直前は、スペアナで見ると、断続的に起こりIgも少しだけ流れ、バリコンが抜け切った状態で最も強く発振し、Ip=0.6A,Ig=50mA,Isg=100mA以上となり、Sg電流保護回路が働きSg電圧が低下してしまいまいます。バリコンを容量が増える方向に回せば、発振は収まる状態にあります。

カソードが浮遊容量や電極間容量とリードインダクタンスで160MHz~190MHzに共振しているのではないかと考えています。

投稿: JF3DRI | 2009年4月 9日 (木) 21時14分

西村さん
エーッ、入力のドライブはトリガになっていないんですか?。
VCと言うのはプレート側ですよね、そしたら寄生発振じゃなくて完璧な自励(自己)発振器ですね。
電極⇔タンク回路(パスコン)⇔シャ⇔電極間で共振回路(線路)が出来、入出力のレベルと位相が発振条件を満たしているものと思います。
VCを回す事でその条件が出来てしまうのでしょう。
Cgパスコンの位置を探ったり、160-200MHzトラップをCgに入れるとか・・・タンク回路の定数やQを変えるとか。
接地回路(経路)は容易に変更できないでしょうから、電極から出る処で、集中定数で勝負するしかないのかな?。
楽しみが倍増していきますねHi。

投稿: JH2CLV@望月 | 2009年4月10日 (金) 07時24分

Cg接地は、1点にしてみたり、PSを入れてみたりいろいろやりましたが殆ど変化ナシです。で、結局一番効くのが「カソードを触る」ことであります。プッシュプル独特の現象かもしれません。そういえば、真空管では高い周波数を得にくいので、PPにした発振器なる回路もありましたね。

投稿: JF3DRI | 2009年4月10日 (金) 21時33分

西村さん
例えば・・・プッシュプルを一時的に止めてシングル動作は出来るのでしょうか?。
回路はそのままで球を抜くとかして。
・・・今朝は5時40分に起きてしまいました。
年取ると時間がもったいないのか・・・。

投稿: JH2CLV@望月 | 2009年4月11日 (土) 06時04分

なかなか良い結果が出ていない?
改めて、構造を見ると全体がオープン状態ですね。
そこで、ヒーターRFCが出力のピックアップになっている感じです。
もっと捲き数を少なくしたら、多少は状態の変化がありそう、。
6mなのだから空芯と思うけど、。
それとヒーターRFCをシールドすると良い結果になりそう、。

4-1000Ax2 VVCなどの取り付け加工中です。
そろそろ高圧トランスも発注しようかな?

投稿: JA8FDT | 2009年4月12日 (日) 13時12分

JA8FDT/小池さん、コメントありがとうございます。
新しい記事に書きましたように、とりあえずは発振を抑えることができました。もう一度、何故抑止できたかの考察を纏めようと思っていますが、どうやら小池さん指摘と関連ありそうです。但し、フィラメントじゃなくてCgがピックアップに。
入力回路::真空管+RFC::出力タンク回路、この3つ区切ったシールドボックスに入れるイメージで設計するのが一番なのかもしれません。

4-1000A、4-400Aの兄貴分ですな。いいですね。

投稿: JF3DRI | 2009年4月13日 (月) 00時08分

入力側もG1なら同様に大きく影響しますから、、。
ともあれ、一応正常になった、との件、了解です。
あれだけ開放に近い状態では当然??
動作状態で出力の低いのが気になりますが、、。
結合が浅い?

 4-1000Aは大きくて箱から全てが大きくなり?
今更の感じですが、依頼者の注文ですから、、。
AB1GGの予定をAB1GKに変更しました。
押し切れないのは困るから、。
大は小を兼ねるかな?

投稿: 小池 | 2009年4月19日 (日) 00時09分

以前の記載でプレートのパラ止めの件ですが、あれは正確に云えば”止め”ではなく、本来の目的は目的外の出力をあそこで熱に変換させる、という趣旨です。
当然、コイルの数値も抵抗値も必要な周波数成分に該当する数値が必要です。
その意味でUSAのWEBでのQを下げるという考えは???です。フイルターで不要信号成分をLCで拾い抵抗に流すー
肝心の出力側には流さない=綺麗な信号出力 の図式です。コリンズ製品のRFCなど銀メッキ線を捲いてあったり、あの付近の各種定数は非常に興味のある部分です。

投稿: 小池 | 2009年4月19日 (日) 00時24分

小池さん、発振は収まりましたがホントウにPとG1が近距離に有ったためなのかは、まだ検証していません。効率が低いのは、これからの課題で原因が何なのかボチボチ探っていきます。

4-1000AのベタコンGG動作例を見るとドライブが130Wとなっていますね。だとすると、2本で260W!確かに、GKにするのが正解かも。

パラ止めの件、いろいろと議論があるようですね。私もニクロム線で作れば良いというのはどうかな・・と思ってます。W8JIは完全に否定しており余計にパラが起こりやすくなると述べていますし・・・。最近は、抵抗の上にコイルを巻かずに、ヘアピン型やコの字型の採用が多くなっているようですが、使用する真空管によって定数を変える必要があり、高周波的に安定した形状をしており、自己中和周波数が高いセラミック管の場合、小さいLとRの組み合わせ、或いは無しでも大丈夫と思っています。811A/572Bなどは、無いとGGでも、ほぼ100%発振した経験があります。

投稿: JF3DRI | 2009年4月19日 (日) 23時01分

>余計にパラが起こりやすくなると、 は不明ですが、
抵抗にも問題があります。通常の酸金抵抗程度では?
USAのMax-Gain System さんで20W50Ω?らしき品が$20で2本あり、これならKW級も使えるでしょう。セメント抵抗でも交互に接続しHFならVSWR=1.3以下に収まるとの話もあります。
一般に金属皮膜抵抗などは溝切りされているのでL成分を
持ちます。逆に並べて並列接続でL成分の打ち消しをするのが常識?気分的な部分も、、。
まあ、使用用途次第で、選択も良いかな?

セラミック管のSK-600などはG2パスコンが小さく、迂闊にパラ止めのコイルターン数を減らすと危険です。
直列共振を起こし、球の破壊になります。

投稿: 小池 | 2009年4月20日 (月) 14時59分

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