« ややトホホ状態 | トップページ | 4月なのに »

2009年3月29日 (日)

ややトホホ状態(2)

発振、まだ収まらず。トホホ状態その2の報告であります。

・Sgパスコン関係
(1)2本のSg端子からマイカコンデンサを使って底面銅板へ最短で接続を試みた。
よって合計、6つのパスコン(PPなんで12個ね)とした。
(2)PP間のSg端子を銅帯で直接接続してみた。
(3)Sgに入っているRFCを47Ωのセメント抵抗に変えてみた。
  ⇒(1)(2)(3)共に全く変化なし。

・プレートパラ止め
Para1Para2


(1)写真の通りヘアピンを大きくしてみた。
 ⇒逆に発振が強くなってしまった。
(2)ヘアピンを取って、33Ωの抵抗のみとした。
 ⇒全く発振は収まらず。

・タンク回路のアースリターン強化
(1)プレートVCアース側とプレートRFCパスコンとを銅帯にて最短で接続、なおかつ底面銅板にも接続。
 ⇒発振周波数の中心が140MHzから190MHzに移動したが、止まらず。
Spectrum1Spectrum2


・両方のフィラメントへの入力を外してみた。
 ⇒発振は収まらず。

・フィラメント(入力)とアースへ47Ωセメント抵抗を直列にしたものを入れてみた。
 ⇒発振は停止。しかし、これではゲインが6dB程度しか取れない。

Input_r 


昨日の夜おそくまでと、今日の午後からガンバッたのですが、このありさまです。140MHz~190MHzの発振ということが確認でき、この付近をQダンプすりゃ良いことと思われますが、どこが、この周波数に同調しているのかがさっぱりわかりません。最後にやった入力回路を触ると変化があるので、このあたりがキーとなりそう。ここにパラ止めを入れるの次にを試してみよう。

|

« ややトホホ状態 | トップページ | 4月なのに »

4-400A PPアンプ製作」カテゴリの記事

コメント

入力同調を固定抵抗でダンプするっていうことは帰還のルートを断ち切っているからなんでしょうね。前のコメントで中点と書いたのは、入力側のRFの中点です。私の少ない経験ですが、ここをしっかりしたらトラブルを回避できました。ところで、入力の抵抗をダンプしない場合の反射ってどの程度なのでしょうか。

投稿: JF3LOP | 2009年3月31日 (火) 00時45分

jh2clv@望月です
シールドボックスと結合していませんか?。
蓋の角を少し空けてディップメーターで共振点を探ってみてください。
何処かに急峻なディップが有ると思います。
ディップ点はVC類を回すと微妙に動くでしょう?。
トリガ(例えば送信に移った時や目的周波数でドライブした時とか・・・)を与えた時にそのディップした周波数で発振またはパルスが出ると思います・・・これは多かれ少なかれ殆どのアンプにあります。
その周波数に対して球の感度を落とす必要があります。
球の端子にPSを入れるのですが、プレートはもとよりグリッドも効果的です。
100MHzを超えるとLCの世界と線路長の世界で共振しますからご注意下さい。それに箱の共振もありますから、何処へ逃がすかですね。
でもその周波数で元気に発振すると言うことは十分に増幅能力があると言うことですから先は明るいと思います。
強力なバイパスをしても結局は発振回路の一部を構成してしまいますから、最後は逃がす事が必要になってきます。
多少はヒントになりましたでしょうか?。

投稿: JH2CLV@望月 | 2009年3月31日 (火) 08時41分

北村さん

カソード(フィラメント)から入力を加えているので、インピーダンスは低い
ハズなんですが、どうもこのあたりが怪しいです。LCによるT型マッチ
ング回路+フェライトコアによる移相回路、同調回路じゃないので調整
のしようがありません。このマッチング部分のアースもシャーシ最短接地
を試みましたが、変化なしでした。
・・・両方のカソードを、このマッチング回路から切り離しても発振は
止まらないので、この回路は関係無いと見ています。
 入力SWRは、T型マッチング回路のVCを回すことで、入力をダンプしようがしまいが、SWR=1に追い込むことができます。

望月さん

・ディップメータ
シールドしないで開放状態でやっています。ディップメータは自作の
ため、140MHzぐらいまでしかカバーできません。カバーできないので、
入力にキタナイ波形を入れ、その高調波を出力側につないだスペアナ
で見て、盛り上がったところが無いか、探ってみたのですがはっきりと
解りませんでした。

・グリッドPS
望月さんが5T31/450THアンプで採用され、これだ!と期待を持って、
Cgに入れてみたのですが、効果なしでした。ただし、LとRの値をもう少し
大きく変えてみる余地は残っています。
Sgにも入れるべきなんでしょうか? となると「強力なバイパス」が無効と
なってしまいます。
 発振している時に、カソード側に金属物を近づけると発振状態が変化
するので、怪しいです。まるでインピーダンスの高いグリッドみたいに。
1500Vを印加した状態なので大変危険なのは自分でも理解しているの
ですが、それでもやる自分が怖いです。
100MHz以上でQダンプとなるような回路を探ってみます。

投稿: JF3DRI | 2009年3月31日 (火) 20時59分

西村さん
そうですか・・・。
Gg/Sgに電圧を加えたことで球のコンディションが変わっり利得が上昇し、ベタコンアースのGGでは問題なかったのが発振器になったと言うことでしょうか。
Cg/Sgはパスコンで、Pは負荷回路でアースに必ず落ちますから、アースを含めて「L又は線路」が確保される事になります。タンク回路は200MHz前後の周波数で見たら容量性でホット側は接地状態に近いと思われます。
この「L又は線路」にはCp・Cgk・ストレー容量が接続された状態にあり、格好のコルピッツ発振回路が構成されます。しかも4極管の場合はSgもあり発振の誘発要素が増えます。特に旧式の4極管はCgとSgの目合わせが悪く、場合によってはPの様な状態にも陥ります。
と言うことで、タンク回路のリターン位置(ルート)、Sgやプレートチョークのバスコンの位置、リターンルート(シャシ等)の共振周波数が効いて来ます。
PSでノーマル経路のQを落とすと共に、Sgパスコンによる中和や接地ポイントを一番電位の低い所へ返す等の工夫が必要と思われます。
金属シャシは基本的にほんの一部にバイパス電流を流しただけで、全てのポイントに電流が流れ電位を発生させます(エンドフィードアンテナの如く)。
HF-6mで問題ないアースと思えても200MHz前後では、数cmの間でKWの電力授受が出来ます。
バイパスすることは、「シャシをRF駆動している」という事を念頭に置かれると良いかも知れません。
このような考えで実装状態を観察すると答えが出てくるのではと思いますが・・・。
毎日ご苦労様です。
でも「とほほ・・・」と言いつつも楽しそうですね。

投稿: JH2CLV@望月 | 2009年4月 1日 (水) 07時32分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ややトホホ状態(2):

« ややトホホ状態 | トップページ | 4月なのに »