オーディオ用に・・かな?
Haintz and Kaufmanという聴きなれないメーカの送信管HK54というもの。450THや100THの規格を小さくしたようなもので、サイドにグリッドが出ている3極管です。
プレート損失50W, プレート最大電圧3,000V, フィラメント5V, 5Aという典型的な高電圧少電流タイプ。動作例では、C級シングル、プレート電圧3,000V時に出力250W、B級PP動作時には、プレート電圧2,000Vで出力260Wが得られることとなっています。
フィラメントを点灯と、プレートに800Vを印加し、赤熱させてみた写真です。ゲッターが無く、プレート赤熱で、ガス吸着するタイプの真空管です。
アマチュア無線では、もうこの領域は半導体化され、全く魅力がありませんが、オーディオアンプへ応用で人気があるタマのようです。ただ、オーディオ用途では、プレートに1,000V以上加えることはまず無いので、果たしてこのタマの真価が発揮できているのか、無線屋から見るといささか疑問です。
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