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2008年11月

2008年11月29日 (土)

オーディオ用に・・かな?

Hk54_0 Haintz and Kaufmanという聴きなれないメーカの送信管HK54というもの。450THや100THの規格を小さくしたようなもので、サイドにグリッドが出ている3極管です。

プレート損失50W, プレート最大電圧3,000V, フィラメント5V, 5Aという典型的な高電圧少電流タイプ。動作例では、C級シングル、プレート電圧3,000V時に出力250W、B級PP動作時には、プレート電圧2,000Vで出力260Wが得られることとなっています。

Hk54_2Hk54_1  


フィラメントを点灯と、プレートに800Vを印加し、赤熱させてみた写真です。ゲッターが無く、プレート赤熱で、ガス吸着するタイプの真空管です。

アマチュア無線では、もうこの領域は半導体化され、全く魅力がありませんが、オーディオアンプへ応用で人気があるタマのようです。ただ、オーディオ用途では、プレートに1,000V以上加えることはまず無いので、果たしてこのタマの真価が発揮できているのか、無線屋から見るといささか疑問です。

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2008年11月26日 (水)

電波漏洩対策これでもか!

Tenban0 残っている、天板の対策です。ファン穴は、タンクコイルに一番近いところにあるため、思い切って2重シールド構造となるように考えました。まともに温風の通り道となるため、枠を作って、金属メッシュを取り付ける金属工作です。

例のこどく、ホームセンターで購入してきた3mm厚のアルミ板材(フラットバー)を使っての枠作り。例の表面処理を削除するのに、ちまちまサンドペーパーでやるのはメンドウなんで、グラインダーで、ガッガッと。当然ながら表面を精度良く研削するのは無理ですが、作業効率が全く違います。コーナー部はアルミ板を三角形に切り取り、皿ビスでの固定。それから、タップ立て・・・この作業だけで、ほぼ1日を費やしています。

Tenban1 完成したのが、こんな感じ。この枠を作るだけで、24本の穴を空けビス止め・・・もう疲れたました。


Tenban3 このメッシュシールドと、垂直に立てている仕切り板との接触をどうするかで考えたのが、コレ。

(送信管はしげしげと、見ないように)


Tenban4 真鍮メッシュを丸く曲げて、バネ性を持たせ仕切り板に接触するようにしました。真鍮メッシュは、シールドに使っているメッシュ(トタンメッシュね)に重ねて片側を挟みこんで固定しています。原理は、フィンガーストックもどき。


Tenban6 さて、天板のファン穴をどうするか。

穴あけで苦しめられた“鉄板”を逆手に取り、真鍮メッシュを半田付けで固定することを思いつきました。これならスキマが空くことはありません。


Tenban7 これが最終。もう片方には、排気用ファンを付ける予定だったのですが、実際に通気性を見たところ、無くとも十分に抜けてくれることが解ったので、ファン無しとしました。もちろん、金属メッシュの下に取り付けることは可能です。


という訳で、漏洩対策は、これが限界です。少しモレても、めをつぶることとします。というのは、TL-922でも同様にディップメータを近づけたところ、排気口(ファン穴)と右側面(ロードVCが見えるあたり)で針が振れ、漏洩していることが判明したからです。メーカ製でもこんなもんかぁ・・・って具合です。完全にシールドするのが理想ではありますが・・・。

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2008年11月22日 (土)

ねこくらまんじゅう

Tomoe1 寒くなってくると、ほらこの通り。巴”のマークにも見えるかも。


Tomoe2 はい、みなさん こっちむいて~~。

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2008年11月15日 (土)

電波漏洩対策とりあえずは・・・

Shield6 とりあえず、各コーナーにL型アングルを入れてシールド強化を完了。ご覧のとおり、なるべく狭い間隔でビス締めし、スキマをなくすようにしました。これ、簡単のようで、ケース全体の位置あわせが必要なので、少々余度を持たせて穴を開ける必要もあり、大変めんどうでした。


Shield7 外観です。以前と比べて前面パネルもビスの数が多くなったのがお分かりかと。


Shield8 のぞき穴の部分です。ステンレスメッシュと真鍮メッシュの2重シールドとし、半田付けもしています。アルミなんで直接、半田できないため、導伝性両面テープを活用しています。


Face ついでに、プリンターで作る半透明のラベルを作り、貼り付けてレタリングを施しました。センスはイマイチですが、これを入れるとちょっと引き締まった感じが出てきました。


あと天板にある排気口の処理です。ファンを付けるか、付けないか・・・実際のクーリング具合での判断を考えています。

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2008年11月 7日 (金)

新幹線からの富士山

Fuji_2  11/6は東京へ出張。あるセミナー受講のためだったのですが、開始が10:00から。これに間に合うようにするには、最寄駅始発電車(AM 5:32)に乗車する必要があり、新大阪6:53発⇒東京駅9:30着でぎりぎりのスケジュールです。
 新幹線が早くなったので可能となった訳ですが、その分、失われてしまったことも見受けられます。例えば「新幹線から見える富士山」の時間。ずいぶん前だけど、車掌が「ただいま富士山が右窓に見えております」と車内アナウンスがあった時代がありました。ちなみに、昨日の出張で富士山が見えたので見えている時間を計ってみたら、たったの3分少々でした。食堂車が廃止され、個室も廃止され、ビュッフェも廃止され・・・早く便利になるのは良いことですが、風情がどんどん無くなっているのは確かなようです。

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2008年11月 4日 (火)

電波漏洩対策中!

Rebuild1 筐体輻射対策、ただいまバラバラ状態になってマス。あ~ぁ、せっかくパワーが出るまで行ったのにぃ・・・。でも、あのままじゃインターフェア撒き散らしどころか、こっちが電子レンジ状態になるかもしれないので対策は必須。


 
Rebuild2 筐体のコーナーに付けようとしてホームセンターで購入したアルミ製Lアングルですが、絶縁性の表面加工を取り除く作業が思いのほか大変でした。「アルマイト」処理なんでしょか? この皮膜はとんでもなく硬くて、サンドペーパーで軽く擦ったぐらいでは、全く除去できません。耐水性のサンドペーパーで、水をかけながら力を入れて何度もゴシゴシすることでやっと取れました。(左側ね)
4本分を処理するだけで、数時間は掛かって、えらいしんどかったです。(ホームセンターで売っているものは使わないようにね。)


Rebuild3 その他、ネジの締め付け箇所を多くするのと、導電性両面テープを使ってスキマができないよう、格闘中です。

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思わぬいただきもの

毎年、この時期に行われているVAP-NETクラブのミーティングが今年は、居酒屋ガレージで行われるとの事で、私もおじゃましてきました。パケット通信が全盛期の時代に顔を出したのがきっかけで、このメンバーとは古い付き合いで、良きも悪きも、いろいろと影響を受けた錚々たる面々達は、相変わらずでありました。

6ca7pair そういった中、ある方から思わぬモノをいただきました。ごらんの通り、ナショナル製6CA7ペアチューブ。オーディオの世界では最もポピュラーな出力管で、今でも中国/ロシア/東欧あたりで製造され、欧州名EL34としても数多く出回っていますが、国産の6CA7、それもペア管なんて大変レアなものであります。ホントウに頂いても良いのか恐縮しながら・・・ありがたく頂きました。この場でお礼を言わせていただきます。
管球オーディオはドロ沼なんで、あんまり深入りする気はありませんが、このタマを使った自作オーディオアンプがあるので、いずれ紹介したいと思います。(保管しぱなっしなんで、ちゃんと動作するのやら・・)

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2008年11月 2日 (日)

AC200V用コンセント

200v リニアアンブの勘所はやはり“電源”。AC200Vをシャックに引く準備のため。日本橋でコンセントとプラグを購入してきました。

AC100V機器を誤って差し込まないようにコンセントを交換する必要があります。右上が20A用、右下が15A用のプラグで、コンセントは共用になっています。

一般のホームセンターでも入手可能ですが、こういうのは電材屋で買うのが安いようで、セットで800円~900円でした。プラグはゴムキャップタイプのを入手したかったのですが、在庫している店は無く、取り寄せだったら・・・ばかりでした。

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